街のにぎわいを呼び戻す「BUNKA HOSTEL TOKYO」

今回訪れたのは、人気観光地・浅草にある「BUNKA HOSTEL TOKYO」。かつて “シ ャッター通り”とも呼ばれていた通りに、人の流れを取り戻そうと作られたホステルで す。通りは賑わい、日本人観光客や外国人観光客、そしてその近くで働くサラリーマン や OL、地元の人で賑わっていました。
今回の取材では、BUNKA HOSTEL TOKYO 支配人の蒲さんにお話をお伺いしました。

成り立ちやコンセプトについて


HOTELIER 編集部:
浅草の地を選んだ理由は?

蒲さん:この地はもともとシャッター通りとも言われるほど人通りが少ないエリアでした。そのエリアに人の賑わいを取り戻すという目的があり、始まった事業です。浅草という土地柄もあり、外国人をターゲットにしています。

HOTELIER 編集部:コンセプトについて教えてください。

蒲さん:当時、和をテーマにしたホステルが世の中に出始めた時期でしたが、奇抜な色合いや過剰な表現が多く見受けられました。そこで私たちは、“現代の日本文化”を伝えようと思ったのです。今の日本を表現し、そこで快適さも感じていただけたらいいなという思いで、1F の共有スペースを居酒屋にするなど、施設の随所にそういったエッセンスを散りばめています。

施設について

 

ドミトリールーム
撮影:Shiori Kawamoto

蒲さん:BUNKA HOSTEL TOKYO の部屋は、いわゆるカプセルタイプではなく「バンクベッド」というタイプを採用しています。上下にベッドを配置するのではなく、入口の向きを 90 度変えることで、プライバシー性の高い空間を確保しています。

HOTELIER 編集部:他にはどんなタイプのお部屋がありますか?

蒲さん:男女混合のドミトリーを 84 床、女性専用のドミトリーを 32 床、あとは、ゆったりとしたシングルベッドのドミトリーを 8 床、少数グループやファミリー向けの個室を 1 室ご用意しています。

シングルベッドのドミトリー
撮影:Shiori Kawamoto

シングルベッドとソファーを配した 4 人部屋の個室
撮影:Shiori Kawamoto

蒲さん:また、1F には地元の方と旅人の交流場として「居酒屋ブンカ」を設置しています。“現代の日本文化”と考えたときに、みんなが仕事帰りに立ち寄る居酒屋が、今の日本の魅力だなと思い居酒屋にしました。

1F の共用スペース「居酒屋ブンカ」
撮影:Shiori Kawamoto

HOTELIER 編集部:どんな形態の居酒屋ですか?

蒲さん:日本酒を 20 種類以上置いていることが特徴の居酒屋です。また日本の食文化として人気の鍋料理も“BUNKA 鍋”と謳い、一人から楽しめるようにご用意しています。他にも、旬の食材を使ったお惣菜や、揚げ物、焼き物、ごはんものなど、日本の和を感じられるメニューを多数取り揃えています。利き酒師のスタッフもいるので、日本酒が初心者のお客様も安心ですよ。

20 種類以上の日本酒。季節の限定酒も

HOTELIER 編集部:どんなお客様が多いですか?

蒲さん:夜の居酒屋メニューの時は、外来のお客様や、女性やカップルの方が多いです。ランチタイムは、土日は日本人の観光客もいらっしゃいます。モーニングは宿泊されているお客様向けに提供しています。

HOTELIER 編集部:ランチはどんなメニューがあるんですか?その中で人気メニューは?

蒲さん:短角牛ローストビーフ重や、ビーフカレー、湯葉丼などです。インスタ映えするような華やかな盛り付けが若いお客様には人気です。

おしるこやぜんざいなど日本らしいデザートメニューも

運営について


HOTELIER 編集部:
宿泊料金について教えてください。

蒲さん:3,000 円台からお泊まりいただけます。

HOTELIER 編集部:ホステルの客層について教えてください。

蒲さん:時期によりますが、外国人ゲストに多くご利用頂いており、特に台湾・香港・韓国からのアジア圏のお客様が多いです。最近では、インドネシアからのお客様も多くいらっしゃいます。国内からのお客様ですと、20〜30 代の方々が多く、女性グループや 1 人旅、就活生のご利用もあります。

他にも、東京ドームで大きなイベントがある時は、イベントの参加者の宿泊者が増えたり、時期やイベントによって色々なお客様にご利用して頂いております。

働いているスタッフについて


HOTELIER 編集部:
スタッフはどういった配置をとっているんですか?

蒲さん:スタッフは全員で 10 名以上いて、フロントは 24 時間常に 2 名体制をとっています。キッチンと料飲のサービススタッフは 1 名〜2 名です。

HOTELIER 編集部:英語は必須ですか?

蒲さん:英語は必須ではないですが、2 年働いているうちに喋れるようになったスタッフもいます。外国人と接したいというスタッフが多いですね!

入り口には BUNKA HOSTEL TOKYO のロゴが入った提灯が

導入している OTA 予約サイトについて


HOTELIER 編集部:
お客様はどの OTA で予約されることが多いですか?

蒲さん:国内外の OTA をバランスよくお付き合いさせてもらっています。もちろんベッドが空いていれば飛込でのご利用も大歓迎です。

今後について


HOTELIER 編集部:
最後に今後の展開について教えてください。

蒲さん:オープンしてこの冬で 3 年目を迎えますが、これからもより一層、ゲストハウスとしてホスピタリティに磨きをかけ、今まで以上にお客様に満足して頂けるようなサービスをしていきたいです。一度利用して頂いたお客様にも、’また帰ってきたい’と思わせるような空間作りにしていきます。

将来的には「浅草といえば、BUNKA HOSTEL TOKYO」 という印象を持って頂けるようになりたいです。

撮影:Shiori Kawamoto

蒲さんありがとうございました!
外国人と日本人が交わり、新たな人の流れが生まれる浅草。今後も目が離せません!


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