【HOTELIER interview】「&AND HOSTEL UENO」を運営する株式会社PLAY & co 中島氏 -&AND HOSTEL Vol.02-




【HOTELIER interview】「&AND HOSTEL UENO」を運営する株式会社PLAY & co 中島氏 -&AND HOSTEL Vol.02-

日本で初めてのIoT体験型宿泊施設を体現したスマートホステルの3号店「&AND HOSTEL UENO」。今回、そのIoTを駆使したホステルの運営を行なっている会社「PLAY & co株式会社(以下、PLAY & co)」の取締役である中島 庸彰氏に取材してきました。ホステル運営とはどんなことをしているのか? ホステル誕生までのお話などをお伺いしました。

株式会社PLAY & coついて

&AND HOSTEL UENOの外観

まず、PLAY & coはどんな会社ですか?

PLAY & coは、ホステルやゲストハウスなど簡易宿泊所のプロデュースや売買仲介、サブリース、運営委託を行なっている会社です。現在は、こちらの「&AND HOSTEL UENO」と2017年4月にオープンした「&AND HOSTEL ASAKUSA NORTH」の両方を運営しています。事業コンセプトに「宿泊に体験を、不動産に遊びを」を掲げているのですが、どちらの店舗もIoTを駆使した部屋を設置することで、宿泊と同時にこれまでにはない体験をできるホステルにしました。

ホステルの運営をはじめたきっかけはなんですか?

今から6年前に、シェアハウスや飲食店、人材会社などの会社を立ち上げたのがきっかけです。元々、人が集まる場所を作ることが好きだったので、次は世界中から人が集まる、宿泊施設を作りたいと思い、2017年3月に「PLAY & co株式会社」としてホステルの企画からプロデュースまで行う会社を立ち上げました。

ラウンジにはAmazonと協業しIoTデバイスを体験できるコーナーが

ホステルの運営にあたり、PLAY & coの強みはなんですか?

弊社は、不動産業14年目の実績をもつ株式会社オフィスバンクの子会社である株式会社Rバンクのグループ会社です。Rバンクは、不動産のコンバージョンやリノベーションで、シェアハウスをはじめとした新しい不動産企画をしている会社で、その両社のノウハウを活かし、タッグを組むことにより、事業主様にとって安心で収益性を高められる事業の運営を行うことができます。

また、社員やアルバイトを含め、全員英語が話せるスタッフが勤務しており、元客室乗務員や、海外でシェアハウスの経営をしていた子などが支配人を務めておりますので、”安かろう、悪かろう”にならず、積極的にお客様とコミュニケーションをとり、高いレベルのサービスやホスピタリティを提供できております。

「&AND HOSTEL UENO」「&AND HOSTEL ASAKUSA NORTH」ついて

ホステルを立ち上げるにあたり大変だったことは?

実は、上野店を浅草ノース店より先にオープンさせる予定だったんです。しかし、保健所や消防署の検査を通すのに苦戦し、浅草ノース店が先にオープンすることになりました。スタッフは先に採用していて揃っているのにオープンできず、スタッフが手持無沙汰になってしまったり・・・などありましたね。あとは、ベッドの数によって水回りの規定などがあるので、ホステル用にその設計に組み替えたりしなくてはならないので、今後の展開にいい勉強にはなりましたが、旅館業の許可を取得することの難しさを痛感しました。

きれいなシャワールーム

各階に備え付けられたパウダールーム

上野と浅草ノース店の延べ床面積や部屋の数を教えてください。

上野 延べ床面積:266.82平米 収容人数:MAX36名 全12部屋

ダブル7室 シングル2室  ドミトリー3室
浅草 延べ床面積:212.79平米 収容人数:MAX36名  全8部屋

ツイン4室 セミダブル2室 ドミトリー2室

いずれもIoTを体験できる部屋を設けています。個室タイプのIoTルームは先に予約が埋まりやすいので、早めの予約がおすすめです。

IoTを体験できるお部屋“IoT Double room”

稼働率や宿泊単価について教えてください。

開業後2〜3ヶ月は、80%の稼働率が続いております。ドミトリーと個室タイプがあるんですが、宿泊単価は、ドミトリーで3,000円前後、個室で1室2名様4,000円前後で宿泊することができます。開業間もない時期なので、宿泊単価を上げることよりも、稼働率を意識しています。そのために、日々値段をコントロールしています。ほとんどが、じゃらんや楽天、Booking.comなどのオンライン宿泊予約サイトからの予約ですが、公式予約も少なくありません。海外の団体さんの予約もありますね。

ドミトリータイプの部屋

どこの部屋が埋まりやすいですか?

個室の方が稼働がいいですね。ホステルでは、ドミトリータイプの方が収益はいいですが、弊社はあくまで快適さを重視しており、プライベート空間が欲しいというお客様にも答えようと、半分くらいは個室にしようという方針で運営しております。

ダブルルーム

外国人のお客様の比率、年代はどうですか?

台湾、中国、韓国が6割から7割です。あと2割が欧米のお客様が多いですね。浅草ノース店は日本人が多いですが、上野店は日本人は少なく、そして面白いことに、ヨーロッパではフランス人が多いです。フランスでは日本の漫画やアニメなどが好きな人が多いせいなんでしょうか……、スタッフも知らないアニメの話をする人もいるほどです。
年代は、20代、30代の人が多いです。ドミトリータイプと個室の特性か、1人、2人のお客様が多いですね。

ホステル運営においてスタッフの一日のスケジュールを教えてください。

フロントにはスタッフが、8時から23時の間に常駐しています。一人のスタッフが8時に入って、モーニングの時にゲストさんとオススメの観光場所や食事場所などを会話したりしていますね。16時から23時の時間で、後半のスタッフが入るようになっています。なので、1日2人体制で動いています。23時以降は裏の玄関から出入りができるようになっています。ちなみに、清掃スタッフは11時から16時の時間に入ります。

予約率をあげるために、特別に行なっている施策はありますか?

SEO対策やリスティング広告などはしません。でも、じゃらんや楽天トラベル、Expediaなどのオンライン宿泊予約サイト内で、上の方にあげてもらうための施策に力を入れています。どうやったらクリックされるかを考えて、価格を調整したり、写真や文章を充実させてみたり、サイト内のプロモーションを強化していますね。1週間ごとに効果検証をして、週1の会議でみんなで議論しています。あとは、宿泊予約サイトの営業担当の方ともお話しして予約の最大化を図っています。

ちなみに、「&AND HOSTEL」は商標登録もとっており、一つのブランドとして掲げているので、多くのメディアにも紹介していただいおります。なので、今や知名度は上がってきていると思います。

&AND HOSTELの運営について語る中島氏

PLAY & coとして考える&AND HOSTELの今後について

最後に、今後の展望について教えてください。

PLAY & coとしては、ホステルの運営を強みとして売っていきたいです。オペレーションで高い評価と高い売り上げを立てることができる会社として成長したいので、そのためには運営物件数を伸ばさなければと思っています。なので、まず今年1年間で10棟の運営を行います。

ただ泊まれるだけでなく、2020年を機に増えるであろう訪日外国人をターゲットに、“ここでしかできない” 体験や出会いを提供できるホステルを生み出していきます。IoTというのもその一つですし、スタッフとの交流や共用スペースでの旅人同士の出会いも大切にし、「このホテルに泊まって良かった」「ここのホテルを拠点に日本にまた訪れたい」と思えるようなホステルを今後も作っていこうと考えています。

 

2017年9月に1軒、年明けに3軒のホステルのオープンが決まっている、PLAY & co。企画から運営まで一括したプロデュースはもちろん、売買仲介や安定した高い利回りでサブリース、そして運営委託まで、簡易宿泊所の開業や運営にお悩みの方はぜひ相談してみてください!

>>インタビュー1話を見る「and factory株式会社 茶置氏」

(HOTELIER編集部)

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