LINEのAIアシスタント「Clova」がホテル宿泊者のサポートを開始、AIスピーカー「Mr.ALFRED」に搭載

LINEのAIアシスタント「Clova」がホテル宿泊者のサポートを開始、AIスピーカー「Mr.ALFRED」に搭載

LINE株式会社は2020年2月18日、同社が開発したAIアシスタント『Clova』がブリッジ・モーション・トゥモロー株式会社(以下:BMT)が新たに開発したホテル向け客室用AIスピーカー『Mr.ALFRED』へ搭載されることを発表した。『Mr.ALFRED』は、ロイヤルグループでホテル事業を担うアールエヌティーホテルズ株式会社が運営する「リッチモンドホテル プレミア京都駅前」の全客室へ2020年夏より順次導入される。これは、リッチモンドホテルとして初めてのAIスピーカー導入となる。

『Clova』は2017年に発売した「Clova WAVE」を皮切りに、「Clova Friends」シリーズ、「Clova Desk」などに搭載し発売してきた。音声操作だけで音楽の再生やニュース、天気、コミュニケーションアプリ『LINE』と連携したメッセージ送受信や無料通話を可能にするなど、ユーザーに様々な体験を提供している。

『Clova』による体験が生活の中でシームレスにつながり、暮らしをより便利にすることを目指していく中で、自宅以外での滞在シーンの利便性向上を実現するべく、この度『Clova』として初めてホテル宿泊者へのサポートを開始する。また、ホテル向け客室用AIスピーカー『Mr.ALFRED』は、ホテル向け客室ソリューションを提供しているBMTによって開発され、日本語対応のAIアシスタントとして『Clova』が採用されることになった。主な機能は以下である。

  • 【ボイスコンシェルジュ機能】:チェックアウトや朝食の時間をはじめ、客室備品やホテル近隣のコンビニなどの施設情報を、AIスピーカーと客室のテレビ画面から情報を得ることが可能。
  • 【ルームコントロール機能】:室内のエアコン、照明、空気清浄機などの家電製品のコントロールが可能。音声操作だけでなく、AIスピーカーのディスプレイでのタッチ操作にも対応(導入するホテルにより対応する家電が異なる)。
  • 【Clova機能】:音楽の再生※、占いやニュースの読み上げなど、「ねぇClova、○○教えて」と話しかけることで室内でくつろぎながら情報を得ることが可能。また、AIスピーカーのディスプレイにて天気を視覚的に確認することも可能。※音楽再生は各曲30秒の試聴。LINE MUSICチケットを購入済みのLINEアカウントをAIスピーカーにて利用することで、楽曲のフル再生を行うことが可能。

こうした機能により、チェックアウトや朝食の時間を知ることができたり、初めて訪れたホテルで設備利用方法がわからないという宿泊者でも音声だけで室内設備のコントロールができる。『Mr.ALFRED』の導入で、これまで以上に快適なホテル空間を提供できるようになった。

LINEは、「『Clova』は、宿泊するお客さまが、ホテル滞在時にさらなる快適な空間でお過ごしいただけるよう取り組んでいくとともに、ホテル業界の人材不足による課題解決に向け、ホテル向けソリューションを積極的に検討してまいります」と述べている。

株式会社電通デジタルが2019年2月に発表した「スマートスピーカーの日本における利用実態」の調査レポートによると、国内のスマートスピーカーの認知率は76.1%だが、所有率は5.9%にどどまった。所有状況では「Google Home」「Amazon Echo」「LINE Clova」の順に多い。利用用途では「音楽を聞く」が最も多く、次いで「天気予報を聞く」「アラーム/タイマー機能」「ニュースを聞く」「ラジオ(radikoなど)を聴く」となった。生活の変化については、「音楽よく聴くようになった」「生活が便利になった」「簡単に情報を手に入れることができるようになった」の回答がそれぞれ4割を超えた。所有率は低いものの、利用用途で多かった音楽はもちろん、日常生活でスマートスピーカーの利便性を感じていることが分かる。

近年、宿泊施設へAIスピーカー/スマートスピーカーを導入する動きが広がっている。and factory株式会社が手掛けるIoT体験型のスマートホステル®『&AND HOSTEL(アンドホステル)』は、スマートスピーカーなどさまざまなIoTデバイスを一元管理できるプラットフォームや客室向けタブレットなどを提供している。また、宿泊施設特化型AIスピーカーやチャットコンシェルジュサービスを手掛けるTradFit株式会社も、AIスピーカーに連携させた独自開発の多言語チャットボットサービス『TradFit』を複数のホテルにて提供している。2019年11月にはテレビとスマートスピーカーを連携するシステムを開発し、宿泊施設および宿泊者向けのサービスを提供開始した。

AIスピーカー/スマートスピーカーは、宿泊施設の業務効率化や宿泊体験の向上に役立つ。この度『Clova』として初めてのホテル宿泊者へのサポート開始となり、今後の展開に注目が集まりそうだ。

■「Clova」公式サイトはこちら
■「Mr.ALFRED」詳細はこちら

【参照記事】
LINEのAIアシスタント「Clova」、ホテル宿泊者へのサポートを開始 チェックアウト時間の確認や、エアコン・照明調整を音声操作で可能に
【参照サイト】
株式会社電通デジタル|国内のスマートスピーカー普及率は約6%、提供機能・サービスの拡大が市場成長のカギ

(HOTELIER 編集部)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

太陽光の「TRENDE」

太陽光発電を無料で設置して、電 気代を10%カット。「ほっとでんき」

詳細を見る

初めての不動産投資なら...

1万円から始める、クラウドファンディング型の不動産投資「SAMURAI」

詳細を見る

ホテル運用代行をお探しの方

全国の一室から、建物一棟まで様々な宿泊施設の運営代行を行う「オックスコンサルティング」

詳細を見る