Booking.com、大阪~北九州を就航するフェリーの宿泊予約・販売を2019年1月15日より開始

世界最大級の宿泊予約サイト『Booking.com』の日本法人であるブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社が、株式会社名門大洋フェリーが運営するフェリーのキャビンルームの宿泊予約・販売を2019年1月15日より開始すると発表した。

フェリーの宿泊施設を直接販売するのは、宿泊予約サイトとして国内初となる。欧州などではフェリーの掲載を始めており、今後は他の会社のフェリーも載せていく方針だという。

同サイト上では日本のほか、現在世界中で2,700以上のフェリーやボートでの宿泊予約が可能だ。なかでもインド・イタリア・スペイン・クロアチア・フランスなどでは人気が高いという。訪日客が東京や大阪だけでなく地方へと足を伸ばし始めていることから、今後の需要増加を見込んでいる。

1984年、株式会社ケイハングループの名門カーフェリーと株式会社商船三井グループの大洋フェリーが、合併を前提に2社共同出資の新会社として株式会社名門大洋フェリーを設立した。大阪と北九州の都市間を結ぶフェリー航路を毎日2便運航していることから、“シティライン”として貨物や旅客を安全に輸送する役割を担っている。フェリーの名前には、関西と九州の都市「おおさか」「きたきゅうしゅう」「きょうと」「ふくおか」が付けられ、2015年に就航した「フェリーおおさかⅡ」と「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」は歴代最大級である。

このたび同サイトおよびアプリ上で宿泊予約が可能となるのは、大阪(南港)と北九州(新門司港)を結ぶ名門大洋フェリーの2等洋室キャビンルーム「ツーリスト」の寝台に、夕朝食とフェイスタオル・ボディウォッシュタオルのアメニティが付いたプランだ。定員は8〜28名、北九州新門司港発→大阪南港行(上り便)は6,980円または8,720円、大阪南港発→北九州新門司港行(下り便)は6,980円または8,720円(運賃は変動・変更あり)。

名門大洋フェリーの代表取締役社長・野口恭広氏は、「43言語に対応しているブッキング・ドットコムとのパートナーシップにより、国内のお客様のみならず、海外からの旅行者にとっても大阪・北九州間の移動に当社フェリーがより身近にご利用頂けるようになることがとても楽しみです。今後も、より多くの方々にフェリーを観光の足としてご利用頂きたいと思います」と述べた。

また、ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社北アジア地区統括兼日本地区統括リージョナル・ディレクターのアダム・ブラウンステイン氏は、「観光客が年々増加している関西地区で、国内初となるフェリーの宿泊予約というユニークなプランをご提供できることをとても嬉しく思います。世界で様々な宿泊施設を販売するブッキング・ドットコムの経験を生かして、今後も日本の様々な地域の観光事業に貢献して参ります」と述べた。

2018年の訪日外国人は3,119万2,000人となり、日本政府観光局が統計を取り始めた1964年以降最多を記録した。訪日外国人が日本国内での広域移動に利用するのは飛行機や新幹線が多いが、新たな移動手段としてフェリーの利用増加も期待できそうだ。日本長距離フェリー協会によると、日本の長距離フェリーは名門大洋フェリーを含め14航路ある。今後外国人客が増えることを見込み、多言語表示など外国人客向けのサービスを整える必要があるだろう。

■「名門大洋フェリー」公式サイトはこちら

【参照記事】
蘭旅行大手ブッキングドットコム、フェリーの予約開始
【参照サイト】
・ブッキング・ドットコム、宿泊予約サイトとして国内初となるフェリーの宿泊予約・販売を1月15日より開始!
・訪日外客数(2018年12月および年間推計値)
・NTT DATA|訪日外国人旅行者移動実態調査について
・日本長距離フェリー協会|航路案内


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