【イベントレポート】これまで気づかなかった、沖縄での新しい過ごし方、新しい魅力を、ワーケーションを通じて是非体験いただきたい。」沖縄県がワーケーションの魅力やモデルプランをウェビナーで発表

沖縄県では新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、リモートワークなどの働き方や生活様式が変動したことを背景に、新たな観光ツールとしてワーケーションの確立、誘致促進と認知拡大を図るため「沖縄ワーケーション促進事業」を2020年10月より実施しております。

その一環として、この度、3月23日(火)15:00より、沖縄ワーケーションの魅力やモデルプランを発表する無料ウェビナー『~沖縄県がアフターコロナを見据えて6つのモデルプランを発表~心身ともにリフレッシュ&アイデア創発も!「沖縄ワーケーション」 のススメ』を開催しました。

本ウェビナーは2部制となっており、第1部では「6つの沖縄ワーケーション・モデルプラン」の発表とその開発背景、事前に実施したモニターツアーの様子などを紹介。第2部では「沖縄での家族同伴ワーケーション」を成功させるためのポイントや注意点、おすすめの過ごし方などを旅行業界関係者や家族同伴(子連れ)ワーケーション体験者、ワーケーションサポート事業者など、様々な視点を交えたトークセッション形式で展開しました。

アーカイブ動画はこちらよりご覧いただけます。
URL:https://youtu.be/spgttSQuCpg

沖縄県文化観光スポーツ部のプレゼン資料は、こちらよりご覧いただけます。
URL: https://drive.google.com/file/d/14JGDBsIRTlIowl7SJYtIWLgfFxvqWgoM/view?usp=sharing

◆第一部(講演)

沖縄におけるワーケーションの可能性について
―登壇者:株式会社JTB総合研究所 主席研究員 山下真輝氏

沖縄県の現状と課題の解決策として、長期滞在型ワーケーションの推進について講演。沖縄県内のコワーキングスペースや宿泊施設など、ワーケーション拡大に向けた施設整備の促進や、沖縄県が持つ自然や文化などの価値とワーケーションを掛け合わせた旅行商品の企画アイデアについて発表しました。

山下氏は「沖縄でのワーケーションは、物見遊山的な観光スポット巡りというよりも、その土地のことを深く知っていただくような旅のスタイルに変わっていく一つのきっかけになるのではないかと感じております。」と、沖縄でのワーケーションの可能性についてコメントしました。

 

沖縄ワーケーション:地域特性を活かした6つのモデルプランご紹介
―登壇者:沖縄県文化観光スポーツ部 部長 渡久地一浩

働き方や生活様式など、コロナ禍によって社会ニーズが変化したことを背景に、沖縄県が有する自然や文化などの価値を掛け合わせて生み出した、大自然を活用し健康価値向上を図る「ウェルネス・ワーケーション」と、リラックスしながらチーム力を高め、能力開発を図る「チームビルディング・ワーケーション」の2つの要素をベースに作成した、6つワーケーション・モデルプランについて発表。

渡久地は「沖縄には地域ごとの多種多様な魅力があり、それに伴って様々なワーケーションニーズへの対応が可能です。これまでは気づかなかった沖縄での新しい過ごし方、新しい魅力を是非ワーケーションを通じて、体験いただけると幸いです。」とコメントしました。

やってみてわかった! 「新しい働き方」実践ライターがレポートする、沖縄ワーケーション・モニターツアー
―登壇者:ワーケーション・プランナー/編集者&ライター 児玉真悠子氏

モニターツアーの体験をもとに、「オンとオフの切り替えがしづらい」、「業務効率が落ちそう」というイメージを持たれることが多いワーケーションに対し、「SELF ~心身ともに健康でいられる~」、「WORK ~仕事への効果、社員同士の交流~」、「FAMILY ~家族・夫婦の忘れられない思い出~」という3つの点から新たな沖縄ワーケーションの魅力を解説。

児玉氏は自身のツアー体験から、「ジップラインのようなスリリングなアクティビティはチームビルディングに非常に有効なのではないかと感じました。」とコメントしました。
また、「元々、観光資源が豊富であるため、アクティビティが豊富な沖縄は社内交流目的の研修の場としての可能性も感じました。」と沖縄ワーケーションの魅力についてコメントしました。

◆第二部(トークセッション)

沖縄ワーケーション活用術:「家族同伴ワーケーション」を成功させるには?
―モデレーター:沖縄県文化観光スポーツ部 観光政策課 主任 杉浦凱
―参加者:株式会社JTB総合研究所 主席研究員 山下真輝氏
ワーケーション・プランナー/編集者&ライター 児玉真悠子氏
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 河合亮介氏
コワーキングスペース「howlive」 金子智一氏、木下勝彦氏

「家族同伴ワーケーション」を大きなテーマに、各登壇者の視点から、沖縄だからこそできる家族体験についてトークセッションを展開。沖縄での家族同伴ワーケーションにおける「不安」や「メリット」、沖縄県の今後のワーケーション事業展望を踏まえた上での「期待」などについて意見を交わしました。

「モニターツアーに参加し、沖縄のワーケーションの魅力として感じたのは、海と山とクラフト、アート体験がぎゅっとつまっているところです。乗馬と手びねりが同じ施設内にあるなど、多くの魅力が詰まっている場所だなと実感しました。自分の子供たちを連れていきたいなと思いました。」(児玉真悠子氏)

「(今回のモニターツアーでの体験を)息子にも体験させたいなと率直に思いました。SDGsの観点とかは小学生の学習指導要領に入っていたりもするので、生物多様性や大自然を実際に体験することができる環境があるというのは 、沖縄が家族同伴ワーケーションとして選ばれる要素の一つになるのかなと思います。」(河合亮介氏)

「デジタルの時代に、子供にどれだけアナログなものに触れさせてあげられるかが、私のこれからの責任かなと思います。これからワーケーションに来る人とその子供には、都会で体験できないようなことを是非、五感で感じてもらい、子供たちが汗をいっぱいかいてコロンと寝てしまう体験をしてほしいと思います。」(金子智一氏)

「沖縄の人は、自然と向き合いながら、自分たちの文化やアイデンティティ、家族や友達との絆をとても大切にしている。ワーケーションで滞在しながら、地域の人との対話の中で沖縄の暮らしを感じられることが、醍醐味じゃないかなと思います。」(山下真輝氏)

▼「沖縄ワーケーション促進事業」について

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、「新しい生活様式」として、都市と地域の両方で働く新たな暮らしのスタイルが求められている今、沖縄県は2つの戦略を持ってワーケーションを推進しております。
一つ目は、沖縄県の新たな観光ツールとしてのワーケーションを確立させていきます。二つ目に、沖縄ワーケーションを定着させ、交流人口から関係人口の創出・拡大に繋げていきます。そのために今年度は沖縄県のワーケーション創世期として、ニーズ・受入環境の調査、沖縄ワーケーション・モデルプランの作成、モニターツアー、プロモーションの実施に取り組んでおります。次年度以降は、造成したモデルプランを活用し、関係者やメディアを招聘するなど、誘致促進を行ってまいります。
ワーケーションには「三密回避」といったコロナ禍において生まれた新しい価値観、「健康意識の向上」などのニーズの変化、リモートワークという新しい働き方から生まれる「社員交流の減少」や「労働環境改善」といった企業の課題などがあるとされています。その中で沖縄県は、美しい海や豊かな自然、穏やかな雰囲気の非日常空間で、心身ともにリフレッシュしながらも、快適かつ生産性の高い仕事ができる環境を備えた、沖縄県ならではのワーケーションを提案していきます。

 

【沖縄県文化観光スポーツ部 部長 渡久地一浩よりメッセージ】

「はいさいぐすーよ ちゅーうがなびら。(こんにちは、皆さんご機嫌いかがですか?)
新型コロナウイルス感染症の影響により企業・個人の働き方に大きな変化が生まれ、多くの企業ではテレワークが導入される中、沖縄本来の魅力を活用し、非日常的な体験ができる沖縄でのワーケーションは、今後の沖縄観光にとって大きな強みになると考えております。Go Toキャンペーンの一時停止などもあり、沖縄に来たくても来られなかった観光客の皆様や、全国の沖縄ファンの皆様には、「旅行」と「仕事」を融合した「ワーケーション」を、是非沖縄で体験し、沖縄の新たな魅力を発見して頂ければと思います。
いっぺーにふぇーでーびる。(本当にありがとうございます)」

 

▼6つの沖縄ワーケーション・モデルプラン

沖縄県は、調査を通じて明らかになったニーズをもとに、沖縄の豊かな自然を活用し健康価値向上を図る「ウェルネス・ワーケーション」と、リラックスしながらチーム力を高め、能力開発を図る「チームビルディング・ワーケーション」の2つの方向性を導出。それらをベースに、地域の特性を活かした6つのモデルプランを作成し、今回のウェビナーで発表しました。

①那覇エリア「オン・オフバランス型」
都市機能と首里・琉球文化が融合した那覇エリアでは、仕事の合間に首里を散策したり、ギャラリーを巡って伝統工芸体験をするなど、オンとオフのバランスを取りながらのワーケーションが可能です。チーム・ビルディングでは、壺屋焼き職人体験や沖縄料理体験など、文化体験を通じた社員同士のコミュニケーションもおすすめです。

②南部エリア「のんびりリラックス型」
自然と土地の文化が融合した南部エリアでは、のどかな風景の中、のんびりリラックスしながらのワーケーションが可能です。世界遺産でもある「斎場御嶽」に参拝して心を整えたり、漁師町めぐりや“道の駅”で地元の新鮮な魚や食材に触れるなど、普段よりもペースを落とし、働き方を見つめ直してみるのもおすすめです。

③中部エリア「文化刺激型」
都市機能と多様な文化が融合した中部エリアでは、グスク(城)や集落などの歴史文化から、やちむんなどの工芸文化、そして異国情緒溢れる多国籍文化まで、沖縄の“チャンプルー(ごちゃ混ぜ)”なカルチャー体験が可能です。様々な文化に刺激を受けることで、仕事のアイデア創発も期待できるプランです。

④北部エリア「ネイチャーリフレッシュ型」
自然豊かなやんばるの森や、長寿文化が息づく北部エリアでは、鳥の鳴き声や土の匂い、新鮮な空気など、五感を通じてリフレッシュし、すっきりと集中して仕事をすることが可能です。トレッキングなど身体を動かすアクティビティも体験でき、運動不足やストレスの解消、家族や社員同士のコミュニケーションも深まります。

➄宮古エリア「マリンリゾート型」
沖縄の代名詞とも言える青い海で有名な宮古エリアでは、目の前に海を感じる解放的かつ非日常空間の中、フレッシュな気持ちで仕事に取り組むことができます。余暇の時間では、SUPやシュノーケル、ビーチヨガなどのマリンアクティビティや、島の食堂で食べる新鮮な魚料理など、国内屈指のマリンリゾートを存分に楽しむことが可能です。

⑥八重山エリア「自然体験宝庫型」
星空保護区にも指定されている、豊かな自然を有する八重山エリアでは、島ごとの特色を活かしたバリエーション豊かな「自然体験」を楽しむことが可能です。家族とのんびり過ごしたい方は、石垣島でサイクリングや星空ナイトクルーズなどを楽しんでも良いですし、アドベンチャー好きな方であれば、個人や会社のチームで西表島トレッキングに挑戦することも可能です。八重山エリアのワーケーションでは、自然に囲まれた非日常空間での仕事に加え、余暇の時間では、自分や家族の好きな過ごし方、ペースを自由に選ぶことができます。

全6エリアのモデルプラン詳細は、こちらからダウンロードいただけます
URL: https://drive.google.com/file/d/14JGDBsIRTlIowl7SJYtIWLgfFxvqWgoM/view?usp=sharing

■ 沖縄県の登壇スライド一例 

【ワーケーションエリアフローチャート】

■地域特性を活かした沖縄ワーケーションモデルプラン例


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