野村不動産、ミシュランガイド掲載の「庭のホテル 東京」等を保有する隆文堂を買収。ホテル事業強化へ

不動産大手の野村不動産は、「庭のホテル 東京」などのホテルを保有する隆文堂の全株式の譲受について株主と合意。これにより隆文堂及び、100%子会社でホテル運営会社のUHMの全株式を取得することを発表した。

隆文堂は1935年に旅館業として創業。現在都内で「庭のホテル 東京」「東京グリーンホテル後楽園」の2軒のホテルを保有する。水道橋にある2009年開業の「庭のホテル 東京」は、地上16階の238室。「ミシュランガイド東京 2010」よりこれまで10年連続で快適なホテル(2パビリオン)として紹介されている。宿泊客の6割弱を外国人宿泊客が占め、年間売上高は約20億円にも上る。

今回の買収額は明らかにしていないが、従業員の雇用やブランド名は継続する。

野村不動産はホテルを中核事業の一つとして、28年3月期をめどにホテル事業の売上高で400億円程度を目指す。18年11月にオープンした直営ホテル1号店「NOHGA HOTEL」を皮切りに、今後も年2~3軒程度のペースで開業する計画だ。

また、庭のホテル東京の運営ノウハウや人材を活用しながら、「庭のホテル」「NOHGA HOTEL」両ブランドの強みを最大限に活かし連携を図っていく。これにより、マーケットの中で独自のポジションを築き、ホテル事業の更なる成長に繋げていく。

同社の他にも、全国で25施設のホテルを運営している三井不動産は、19年1月に北陸エリア初進出となる「三井ガーデンホテル金沢」を開業する。ヒューリックは18年12月に自社ブランド2軒目となる「THE GATE HOTEL 東京 by HULIC」をオープン。今後も全国の観光都市を中心に10軒程度を計画している。これは、不動産大手が強みとする用地取得や開発のノウハウを活かし、ホテルをオフィス事業に続く収益源に育てていく動きだ。

今年行われるラグビーワールドカップや、来年には東京オリンピック・パラリンピックが控えるなど、この先も訪日外国人の増加は着実に続くとみられる日本。それに伴い、ホテルをはじめとする宿泊事業の強化や、新規参入をする企業は今後も増えていくはずだ。

ホテルの新規オープンが激化する中、他にはない独自のポジションを築きブランディングしていくことが、生き残っていくための課題となるだろう。

■「庭のホテル 東京」公式サイトはこちら

【参照記事】
・不動産大手、訪日客需要でホテル拡大 野村不が「庭のホテル」買収
・野村不動産、「庭のホテル 東京」等保有の隆文堂を買収


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