新潟の第三セクター「ホテルみかわ」、中国資本の日本法人が買収へ

新潟の第三セクター「ホテルみかわ」、中国資本の日本法人が買収へ

新潟県阿賀町が100%出資する第三セクター(以下三セク)「ホテルみかわ」(深江勝彦社長)を、中国資本の日本法人「日本山嶼海(さんよかい)株式会社(以下山嶼海)」(本社:東京都)が買収する意向であることが分かった。

親会社は中国・上海市に拠点を置く投資コンサルティング業の「上海山嶼海投資集団」で、中国国内に観光、健康、金融などの分野で15の子会社を持つ。同ホテルは2010年度から6期連続の赤字が続いており、負債は10月末で約7千万円。12月に阿賀町の町議会本会議で三セクの株式を山嶼海に売却するための議案採決が行われ可決された。名称や、併設されている温泉プールや日帰り温泉などのサービス内容、従業員の雇用も継続される見込み。本会議では、観光振興の起爆剤になるとして評価する意見があった一方で、中国資本への株式売却に懸念の声も上がったという。

本会議終了後、神田敏郎町長は「町民が従来通り施設を利用できるとの話を聞き決断した。不安な気持ちは分かるが、訪日観光客を取り込み地域ににぎわいを生み出せるよう慎重に話を進めていきたい」と述べている。

今後は三セク、町、山嶼海の3者が基本合意書を交わし、山嶼海が経営を担うこととなる。手続きなどが順調に進めば、町は来年12月をめどにホテルの土地や建物を売却する。山嶼海は建物の改修や客室の増築を行う方針であり、親会社関連の保養施設としての活用も視野に入っているという。

<ホテルみかわ>
旧三川村が観光振興のために建設、1994年7月に開業。事業費は約3億円。敷地面積9183平方メートル、3階建て18部屋に約90人が宿泊できる。パートを含め16人の従業員がいる。

【参照】
「ホテルみかわ」売却を検討

(HOTELS.Biz 編集部)

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