現代美術アーティストと日本人建築家による「A&A」プロジェクト第一弾の宿泊施設2棟が岡山に開業

現代美術アーティストと日本人建築家による「A&A」プロジェクト第一弾の宿泊施設2棟が岡山に開業

株式会社ストライプインターナショナルの代表取締役社長・石川康晴氏が理事長を務める公益財団法人石川文化振興財団が、岡山に現代美術アーティストとアーキテクト(建築家)が一つの建築作品をつくる『A&A』プロジェクトの第一弾として、宿泊施設「A&Aリアムフジ/A&A Liam Fuji “The Manabe Equation House”」と「A&Aジョナサンハセガワ/A&A Jonathan Hasegawa」の2施設を2019年10月7日に開業した。

石川文化振興財団は、芸術文化の向上および振興を図るための事業を行い、豊かな地域文化の形成と発展に寄与することを目的としている。またストライプインターナショナルは、ファッションブランドやライフスタイルブランドなどを展開するほか、石川文化振興財団と協力し『岡山芸術交流』の開催や『おかやまマラソン』のサポートなどを行っている。

このたびスタートした『A&A』は、岡山市内の歴史文化ゾーンおよびその周辺に、世界的に活躍する現代美術アーティストと日本人建築家がタッグを組んで宿泊施設を作っていくプロジェクトだ。建物はすべて1棟建てのプライベートタイプとなり、今後20年をかけて増えていく予定である。同プロジェクトではディレクターにギャラリストの那須太郎氏(TARO NASU代表)、アドバイザーに建築家の青木淳氏(青木淳建築計画事務所)を迎え、石川康晴氏がプロデューサーを務める。9月27日より幕を開けた「岡山芸術交流2019」をはじめ、多くの国内外ツーリストが豊かな空間体験を通して、芸術への理解と芸術を楽しめる滞在型都市岡山への発展を目指すとしている。

「A&Aリアムフジ」は岡山市北区天神町に開業した。2階建てで最大4名が宿泊でき、NYをベースに制作活動を行うアーティストのリアム・ギリック氏と、日本の建築設計事務所・MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの両者によって誕生した。岡山産の巨大なヒノキ集成材CLTを田の字に組んだフレームを建築の主要なマテリアルに起用し、シンプルながら立体的で複雑な空間となり特別な時間を楽しむことができる。

「A&Aジョナサンハセガワ」は岡山市北区出石町に開業した。2階建てで最大6名が宿泊でき、岡山の「まちに泊まる」体験ができる。ベルリンにて制作活動を行うアーティストのジョナサン・モンク氏と、長谷川豪建築設計事務所の両者によって誕生した。

かつて敷地内にあった建物の形状を再現し、その間に新しい構造体を1つ挿入した構成を取っている。天井が低く落ち着いた雰囲気の寝室、庭と一体化した縁側のようなラウンジ、後楽園を臨む展望台のような浴室と、それぞれが全く異なる個性を持った3つの空間を持つ。これらを行き来することで、異なる視座からのまちなみや、まちの隙間に入り込む光や風を体感することができるのが魅力のひとつだという。なお、同施設では1階の建物内に『A&A』プロジェクトとしての長谷川豪建築設計事務所による宿泊エリアと、青木淳建築計画事務所によるギャラリー/飲食エリアが併設する形となる。

石川康晴氏は宿泊施設開業について次のように述べた。「岡山は瀬戸内の玄関口であり、3年に1回の開催をめざす『岡山芸術交流』の舞台でもあります。アートの島として世界的に注目される直島を中心とした瀬戸内の島々や、倉敷の大原美術館などにも近く、国内でもまれに見る文化資源の豊富な地域です。また日本近代建築において重要な位置を占める前川國男氏設計による岡山県庁や、林原美術館等をはじめとした、名建築が数多く残る土地でもあります。通過点としてではなく、岡山に滞在してもらうことで岡山の魅力をより深く知ってもらい、岡山滞在のリピーター増加につなげます。」

ストライプインターナショナルは2018年2月、同社が手掛けるアパレルブランド『koe(コエ)』のホテル併設型グローバル旗艦店「hotel koe tokyo」を渋谷に開業した。1階にはイベントスペース、ブレッド&ダイニング、ホテルレセプション、2階にはアパレル・雑貨ショップを設けている。3階が「hotel koe」となり客室は4タイプ・全10室を用意した。

また岡山県においては、ストライププロジェクト第一弾として出石町エリアの活性化を目指し、『メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)』が運営する「カフェ キツネ ロースタリー(CAFÉ KITSUNÉ ROASTERY)」を2019年9月26日に開業した。焙煎工場併設型の「カフェ キツネ ロースタリー」は世界初となる。また、大正時代につくられた歴史的建造物をリノベーションしており、クラシックな要素と現代的な要素を合わせた雰囲気を備えている。

岡山市の2018年の観光客数は682万6,000人となり2年連続で減少している。『A&A』プロジェクトで現在までに始動しているものは、この度開業した2施設のほか3施設あるという。今後20年かけて宿泊施設を増やしていく考えの同プロジェクトが、岡山市の観光客数増加や地域活性化に繋がることを期待したい。

■「A&A」公式サイトはこちら

【参照記事】
・岡山発、現代美術アーティストとアーキテクト(建築家)が手掛けるホテル堂々完成!10月7日より宿泊スタート!!
・ストライププロジェクト第一弾ストライプインターナショナルが手掛ける出石町活性化プロジェクト~世界初の焙煎工場併設型カフェ「カフェ キツネ ロースタリー」が開店~
【参照サイト】
・株式会社ストライプインターナショナル
・公益財団法人石川文化振興財団
・新しい価値と文化の発信基地 ホテル併設型グローバル旗艦店「hotel koe tokyo」2月9日(金)オープン ~ファッション・音楽・食・宿泊でkoeを感じる“体験型店舗”~
・岡山市|平成30年岡山市観光統計

(HOTELIER 編集部)

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