星野リゾート「BEB」ブランドを2019年秋より全国展開、2020年3月に「星野リゾート BEB5 土浦」を開業

星野リゾート「BEB」ブランドを2019年秋より全国展開、2020年3月に「星野リゾート BEB5 土浦」を開業

星野リゾートは2019年9月30日、2019年秋より新ブランド『星野リゾート BEB(ベブ)』を立ち上げ、全国に展開していくと発表した。同ブランドは2019年2月に「星野リゾート BEB5 軽井沢」を開業しており、2020年3月19日に2軒目となる「星野リゾート BEB5 土浦」を開業する。

『星野リゾート BEB』は、『星のや』『リゾナーレ』『界』『OMO』に続く5つ目のブランドだ。「居酒屋以上 旅未満 仲間とルーズに過ごすホテル」をコンセプトに、“普段の飲み会よりも素敵に、旅よりも気軽に”、いつもの仲間と“すきな時に”“すきな場所で”“すきなように”過ごすことができるホテルとして、新たな旅のスタイルを提案する。

『BEB』ブランド誕生のきっかけは「若い世代にもっと旅をしてほしい」という思いだった。同社が2018年12月に20~30代のゲストを対象にグループインタビューを実施したところ、次のような声を聞くことができた。

  • 忙しい日常に疲れており、ストレス解消を目的に頻繁に飲み会を開催している
  • 旅行計画をたてるのは面倒、いつもの仲間と気軽に出かけたい
  • ホテルは「寝るための場所」もしくは「特別な日に背伸びして出かける高級な場所」と認識している
  • ホテルは朝食やチェックアウト時間などのルールが厳しいと感じる
  • 「どこに出かけるか」よりも「どのように過ごすか」を重視している

こうした若い世代の声をもとに、同ブランドでは“ルーズ”を合言葉にしたこだわりのサービスを提供する。同社は「この世代が気軽に旅に出て、楽しさを感じ、もっと旅を好きになるような、きっかけづくりをしていきます」と述べている。

新ホテル「星野リゾート BEB5 土浦」は、株式会社アトレが手掛けるJR土浦駅の「PLAYatre TSUCHIURA(プレイアトレ土浦)」の3階に開業する。星野リゾートが運営を担当し、茨城県の補助金認定を加えた三者協力体制で展開する、星野リゾート初の自転車を楽しむホテルだ。宿泊料金は1泊6,000円~(2名1室利用時1名あたり・税別・食事別)。

ホテルの合言葉は「ハマる輪泊(りんぱく)」。“輪泊”は“民泊”を参考に同社で生まれた造語で、自転車と宿泊を掛け合わせた滞在を指している。“ハマる”は、自転車に興味がないお客様もその魅力に“ハマる”を指している。生粋の自転車好きからちょっと興味がある人、ダイエット、ファッション、キッズの自転車デビューまで、あらゆる自転車ニーズに“ハマる”という意味をもたせている。

「プレイアトレ土浦」は、2018年3月に日本最大級のサイクリングリゾートとして開業した。茨城県は2018年6月に「いばらき自転車活用推進計画」を策定し、自転車を核とした地域活性の取り組みを推進している。国内第2位の面積を誇る湖・霞ヶ浦を中心とした「つくば霞ヶ浦りんりんロード」や、自転車フレンドリーな駅ビル・街づくりにあわせ、同社は「ハマる輪泊」を合言葉に新しいスタイルの旅の提案をしていく考えだ。

駅に連続するパブリックスペースは、大小様々な大きさの道具箱を積み重ね空間を構成している。積まれた箱には、滞在や旅を豊かにする装備や用具、道具といった『ギア』を散りばめた。また、合板・波板・木セメント板など、本来下地となるマテリアルを積極的に仕上げとして採用し、ガレージのような仲間が気軽に集まれる空間としてつくりあげたという。ホテルの設計を担当した佐々木達郎氏は「自転車との旅をきっかけに、土浦という街の魅力が再発見され、新たな旅と街の関係が生まれる事を期待している」と述べている。

ホテルでは、自転車に乗ったままでのチェックイン・アウト「サイクルイン・サイクルアウト」ができる。館内はゆとりある設計のため、自転車と一緒に練り歩いてもストレスがないという。客室は全90室あり、愛車を持ち込んで一緒に泊まれる「サイクルルーム」、上段はベッド・下段はソファの秘密基地のような「ヤグラルーム」、大きなソファとダブルベッドなどを完備した「ダブルルーム」を用意した。

24時間オープンのパブリックスペース「TAMARIBA」は、カラフルな自転車やギアがディスプレイされたインダストリアルな雰囲気となり“輪泊”を盛り上げる。DJブースから流れる心地よい音楽、大迫力のスクリーン、ライブラリー、カフェと楽しみ方は盛りだくさんだ。飲食物の持ち込みも可能なため、好みのソファとテーブルを見つけてまったり過ごせる。

時間や計画を気にせず、その時の気分でやりたいことをやるのが『BEB』おすすめの過ごし方だ。「TAMARIBA」で朝まで過ごしたり、「プレイアトレ土浦」内でオリジナルメニューの朝食を食べたり、朝寝坊してもカフェ・ベーカリー・洋食レストラン・中華スタンドでサイクリングに向けてエナジーチャージできる。チェックアウトは11時と案内しているが多少遅れても問題なく、追加料金も必要ない。

同社は現在、新ホテル開業に向けて準備を進めている。「プレイアトレ土浦」内のショップとの連携や、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の活用に加え、愛車メンテナンスサービス、ダイエットライドなど、あらゆる角度から自転車にハマれる宿泊プランも検討中だ。

自転車を活用しようという取り組みは国全体で行われている。2017年5月、自転車の活用を総合的・計画的に推進すべく『自転車活用推進法』が施行され、2018年6月には『自転車活用推進計画』が閣議決定された。長期的な展望を視野に入れつつ2020年度までを計画期間として、「自転車交通の役割拡大による良好な都市環境の形成」「サイクルツーリズムの推進による観光立国の実現」など4つを目標に掲げ実施に取り組んでいる。

全国の地方公共団体においては、地域の実情に応じた『地方版自転車活用推進計画』が策定され、2018年度には25自治体、2019年度には54自治体が策定を予定しているという。茨城県では「茨城県」「石岡市」が計画を策定済みだ。

「星野リゾート BEB5 土浦」の周辺には、つくば霞ヶ浦りんりんロードや牛久大仏、あみプレミアムアウトレット、さらに足をのばすと国営ひたち海浜公園や水戸偕楽園があり、サイクリングが楽しめるロケーションが豊富だ。ホテルでは自転車のレンタルもできるため、最低限の荷物だけ持っていくのも良いだろう。時間も食事も気にせず過ごすことができ、気軽な旅を楽しみたい若い世代が集まるホテルになりそうだ。

■「星野リゾート BEB5 土浦」公式サイトはこちら

【参照記事】
・星野リゾート 新ブランド「BEB(ベブ)」誕生 コンセプトは「居酒屋以上 旅未満 仲間とルーズに過ごすホテル」
・合言葉は「ハマる輪泊(りんぱく)」 「星野リゾート BEB5 土浦」2020年3月19日開業
【参照サイト】
・茨城県|「いばらき自転車活用推進計画」
・国土交通省|自転車活用推進本部
・国土交通省|自転車利用環境の整備を促進~自転車活用推進計画を閣議決定~
・国土交通省|自転車活用推進計画

(HOTELIER 編集部)

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