門前宿「和空 法隆寺」2019年9月開業、日帰り客の多い奈良県の“滞在回遊型”へ期待高まる

門前宿「和空 法隆寺」2019年9月開業、日帰り客の多い奈良県の“滞在回遊型”へ期待高まる

株式会社和空プロジェクトが、和文化体験型の宿泊施設・門前宿「和空 法隆寺」を2019年9月8日に開業することが分かった。

和空プロジェクトは一般社団法人全国寺社観光協会の監修のもと、寺社やその周辺地域で門前宿や宿坊などの宿泊施設の創設を推進し、滞在型コンテンツの開発や総合的なコンサルティングを展開している。グローバルな視点で日本の伝統寺社の魅力と付加価値を高め、国内外に広めることによって地域振興を図る事業に取り組んでいる。

同社の協力会社には、宿坊を検索・予約できる『テラハク』などを運営する株式会社和空、第二種旅行業務を行う株式会社和空エージェンシーがある。和空は2017年8月、楽天LIFULL STAY株式会社と宿坊施設の販売および運用代行に関する業務提携をしている。

日本初の世界遺産・法隆寺の参道に開業する門前宿「和空 法隆寺」は、「ひとりでも多くの方に寺社へ足を運んでもらうために」を活動理念として掲げる全国寺社観光協会が監修・推進する『参道活性プロジェクト』の第1弾となる宿泊施設だ。

『参道活性プロジェクト』は寺社の参道や門前のにぎわいを創出することを目的とし、地区内外の人の交流を生み出し、寺社振興・地域振興を推進して縁を取り結ぶ。このプロジェクトの一環として、和空プロジェクトは門前宿や宿坊型ホテルを創設することによって参道活性化に貢献し、寺社振興を地域振興へとつなげ、地域を元気に、ニッポンを元気に、を目指している。

門前宿「和空 法隆寺」は、法隆寺を中心とした「まちなか観光」を実現するため、斑鳩町が2014年に条例を改正し用途制限を緩和したことによって実現した規制緩和第1号ホテルだ。歴史文化資源の豊富な斑鳩の里の景観に配慮した建物となり、法隆寺にゆかりのある聖徳太子の1400年御遠忌を2年後に控え、和空プロジェクトは開業の準備をしてきた。

奈良県は、歴史観光地として知名度抜群で年間1,000万人以上の来訪者がありながら、宿泊施設の絶対数が少ない。とくにインバウンドの9割が日帰りの通過点となっていることが課題となっている。今回、世界遺産法隆寺の参道にユニークな和文化体験型の同施設が誕生することにより、奈良・斑鳩・法隆寺観光が滞在回遊型に変化していく契機となることが期待されている。9月3日に開催された完成披露のレセプション内覧会には、奈良県知事や斑鳩町長なども列席したといい、門前宿の誕生に寄せられる期待の高さがうかがえる。

施設へのアクセスは、JR大和路線「法隆寺」駅から徒歩20分、同駅から無料送迎もある。2階建ての2棟構造(西方館・東方館)となり、敷地面積は合わせて4375.14平方メートル。設計・施工は積水ハウス株式会社、管理・運営は和空プロジェクトが担当する。客室は全60室・定員141名で、畳敷きにローベッドを配した和モダンな寛ぎの客室を中心に用意した。宿泊料金は1泊2食付きで18,500円(税別)〜。

和みの和空間を提供する同施設の館内には、茶道・華道・書道・香道など各種「和カルチャー・いろはのい体験」ができる100畳の大広間、奈良の地酒を味わいながら日本の歴史や文化、仏像トークが楽しめる「法隆寺Gallery BAR」、日本の風呂文化のルーツでもある寺湯の流れを汲む貸し切り可能な門前風呂などがある。門前宿に宿泊することで初めて感じることのできる、法隆寺の夜や朝の凜とした空気感も心ゆくまで楽しめる。

食事は、全日本調理師協会名誉会長で北新地「神田川」店主である神田川俊郎氏が監修した。夕食は大和牛や大和肉鶏、伝統大和野菜など地域の食材を活かした門前懐石料理や特別精進料理が中心となる。また朝食は、朝からすべて手作りの健康和食バイキング料理を提供する。

和空プロジェクトは2017年4月、大阪市天王寺区にて宿坊「和空 下寺町」(全26室)を開業した。同施設は修行体験を通して寺社や日本の文化的価値観に触れてもらうことを目指している。精進料理を提供するほか、仏像の下絵をうつし描きする「写仏」や、仏前でお経を読み回向する「朝のお清め」を体験できる。同施設は、楽天トラベルが2017年11月に公開した『宿泊者が選んだ厳選5つ星』の「レジャー・温泉部門」に選ばれた。

トリップアドバイザーの「インバウンドレポート2019」によると、奈良県は「観光」における評価が高い。貴重な文化遺産・歴史遺産を多く有する奈良県にあり、法隆寺の参道という好立地に位置する門前宿「和空 法隆寺」。“和文化体験型”の同施設が奈良県観光の拠点となり、滞在型回遊や地域活性化へ貢献することを期待したい。

宿泊施設の少ない奈良県では近年宿泊施設の開業が活発になっており、2019年8月には星野リゾートと奈良県明日香村が「地域活性化包括連携協定」を締結し、2023年に宿泊施設を開業予定だ。

■門前宿「和空 法隆寺」公式サイトはこちら

【参照記事】
・規制緩和第1号ホテル【門前宿 和空法隆寺】2019年9月8日グランドオープン(世界遺産「法隆寺」南大門前)《参道活性プロジェクト第1弾》
・お寺の連なる町・大阪下寺町に宿坊「和空 下寺町」が2017年4月23日誕生!
・楽天トラベル【宿泊者が選んだ厳選5つ星】に、都心部のモダンな宿坊型ホテル「和空 下寺町」が選ばれました!

(HOTELIER 編集部)

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