「箱根 ゆとわ」強羅に開業、ミレニアル世代をターゲットに新しい滞在スタイルを提案

「箱根 ゆとわ」強羅に開業、ミレニアル世代をターゲットに新しい滞在スタイルを提案

株式会社小田急リゾーツは2019年8月11日、「箱根・強羅から始まる新たな旅」をコンセプトとしたリノベーションホテル『箱根 ゆとわ』を開業した。物件は企業の保養所・研修所として使用されていたもので、小田急グループが2017年1月に取得していた。

同ホテルは、ミレニアル世代(20~30代前半の若者)やファミリーがメインターゲットだ。ぐるりと回遊できる館内には、自家源泉の温泉はもちろんのこと、思わず写真に撮りたくなるようなスタイリッシュな共有スペースなど、滞在が楽しくなる仕掛けを随所に用意した。気の合う人と「空間」や「体験」を共有(シェア)することがトレンドのこの世代に向けて、「日常を離れた箱根で、ここでしか味わえない“非日常感”を楽しむ」新しい滞在スタイルを提案する。

また、ホテル名の“ゆとわ”には、「湯」をイメージする温もりやゆったりとした佇まいの中、あなた(=you)と大切な人を結び、ひと時を過ごす「輪」でありたいという想いが込められているという。

ホテルは箱根登山鉄道「強羅」駅から徒歩5分に位置する。傾斜地が多い強羅エリアだが、同ホテルは駅から平坦路でアクセスでき車を持たないゲストにも嬉しい立地だ。周辺には箱根強羅公園や彫刻の森美術館などの観光施設も充実している。ホテルは「東棟」「西棟」「コンドミニアム棟」の3つの建物で構成され、「パブリックスペース」「客室」「オールインクルーシブ」の3つによる“新しい旅スタイル”を提案する。

誰でも自由に楽しめるパブリックスペースは2つ設けた。西棟2階にあり大浴場のそばに位置する「スパラウンジ・ナカニワ」は、仲間同士で会話を楽しんだり、お風呂あがりにデトックスウォーターを飲みながらくつろいだり、誰もが自由に使えるスペースである。「スパラウンジ」から連続して広がるウッドデッキの「ナカニワ」には自家源泉を使用した足湯を用意した。14人ほどが座ることのできる大きさで、可動式のオーニングがついているため多少の雨でも利用できる。デッキの中ほどにはガス式の焚き火炉があり、夜は炎を眺めて過ごすこともできる。また「スパラウンジ」の一角には、子供が遊べるおもちゃのあるキッズエリアを設置している。

東棟2階にある「ライブラリーラウンジ」は、仲間・家族・旅行者同士など、人と人との交流の「輪」がつながるようにというコンセプトで生まれたスペースだ。テーブル席・カウンター席・ソファ席があり、ドリンク片手に語りあったり、読書したり、使い方は自由自在だ。ライブラリーの本棚には「四季」をテーマにおよそ700冊の本を所蔵している。写真集や図録をはじめ、小説や実用書など、外国人観光客も含めてさまざまな人が楽しめるラインナップの本が揃っている。ライブラリーの本は施設内であれば持ち出しも可能だ。この中には、遊びを通じて「輪」が広がるように、さまざまなゲームを用意したプレイラウンジもある。

レゴ®や花札をモチーフにしたアートが飾られ、本棚を大きく円形にくり抜いたスペースにはクッションを用意した。本棚の中に入り込んで本を読むという、なかなかできない体験ができる。またドリンクコーナーはフリードリンクとなり、約13種類のドリンクが利用時間内であれば好きなときに好きなだけ利用可能だ。19時~22時の間は、ウイスキーなどアルコールもフリーで提供する。

客室は「ホテルタイプ(東棟・西棟)」と「コンドミニアム」の2種類から選べる。全72室・収容人数235名で、それぞれの客室スタイルで通常の宿泊以上の幅広い“旅先の過ごし方”を提案する。

「ホテルタイプ」は全62室あり、広さに応じて設備に違いがある4タイプを用意した。インテリアのコンセプトは“和モダン”。畳敷きの部屋は春~秋をイメージした落ち着いた色調で、ロータイプのシモンズ社製ベッドやテーブルとソファを配したシンプルな設えになっている。部屋着はチェックイン時にフロントで3種類の浴衣から好みのものを選べるという。部屋からは箱根の山を望めたり、焚き火炉や足湯のある「ナカニワ」を見渡せたり、部屋の向きによって窓からの景色もさまざまだ。

別荘をシェアする感覚で楽しめる「コンドミニアム」は、チェックインを済ませたらルームキーを受け取り、コンドミニアム専用の入口から入室する。全10室あり、定員4名と6名の4タイプ(A~D)の客室を用意した。ルームチャージのため箱根のホテルの中ではリーズナブルに利用でき、暮らすように旅を楽しむ長期滞在にもぴったりだ。部屋はフローリングの床で、木の温もりのあるシンプルモダンな空間が広がる。開放感のある大きめの窓からは緑豊かな強羅の自然が望めるほか、コンドミニアムとしては強羅エリア初となる、源泉かけ流しの温泉に浸かれるビューバスが全室に設置されている。

広々としたリビングスペースとIHコンロのついたミニキッチンを設え、鍋やフライパンなどの調理器具、電子レンジ、冷蔵庫、食器類も完備している。仲間同士や家族で食材やおつまみを持ち寄って、パーティーを開くこともできる。東棟3階にあるレストラン(事前予約制)の利用はもちろんのこと、外の店から出前を取ったり、外食に出かけたり、食事の計画を立てたり、さまざまな楽しみ方ができそうだ。

ホテルの夕・朝食付きの宿泊プランは「オールインクルーシブ」スタイルだ。レストランやラウンジ、パブリックスペースの利用やドリンクもフリーのため、滞在中は追加料金を気にせず過ごせる。レストランで提供される夕食は和食を中心としたハーフブッフェ形式だ。夕食はアルコールを含むフリードリンク90分制で、献立は季節替わりで提供される。また、朝食は約30種の和洋ブッフェスタイルで提供する。さらに、光の演出がある温泉大浴場や貸切風呂なども追加料金なしで利用可能だ(当日予約制)。

小田急グループによると、都市型ホテルやリゾートホテルなどの出店を2015年度から強化しており、2020年度までに15店程度を出店する計画だという。箱根地区においては、グループの各交通機関の結節点となる駅やターミナル、観光施設への大型投資を開始している。2019年1月に『箱根 ゆとわ』の詳細を発表した際、「強羅は箱根登山電車の終点であり、ホテルの開業により新たな滞在拠点を設けることで、強羅エリアの魅力の発信と、箱根周遊に訪れる方々の心に残る想い出づくりに寄与してまいります」と述べていた。リーズナブルに非日常感を楽しめる同ホテルは、カップルやファミリー、友人同士など幅広い客層が訪れるだろう。

今後小田急グループは、2019年度冬に御殿場プレミアム・アウトレット敷地内にホテル「HOTEL CLAD」(約180室)と、日帰り温泉施設「木の花の湯」を開業予定だ。2020年度初頭には沖縄県那覇市に、都市型アーバンリゾートホテル「(仮称)美栄橋駅前ホテル」(約220室)と、「ホテル アンテルーム 那覇」(126室)を開業予定だ。

■「箱根 ゆとわ」公式サイトはこちら

【参照記事】
「箱根 ゆとわ」2019年8月11日開業 強羅から始まる新たな旅を提案するホテル
【参照サイト】
・強羅に新しい旅スタイルを提案するホテル「箱根 ゆとわ」誕生
・箱根・強羅地区の新たなホテルの名称・開業日を決定! 箱根ゆとわ(HAKONE YUTOWA)2019年8月11日開業、4月8日から予約受付を開始します

(HOTELIER 編集部)

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