和歌山県の海街・串本町にて「NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道」が開業、築150年の古民家をリノベーション

和歌山県の海街・串本町にて「NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道」が開業、築150年の古民家をリノベーション

飲食店の経営やコンサルティング、宿泊施設の経営・運営を手掛ける株式会社サブライムが、本州最南端の歴史的町並みが残る和歌山県串本町にて『NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道(ニッポニア ホテル くしもと くまのかいどう)』を2019年7月1日に開業した。

同ホテルは、地域創生を目的とした官民連携のプロジェクトである。少子化が進み空き家増加の課題をもつ串本町の町並みの保存継承と観光振興を目的に、紀陽銀行と串本町などが地域活性化に向けた包括連携協定を元に資金調達し建物を改修した。施設運営はサブライムが行い、串本のファンを増やすことを第一に、観光客数の増加や雇用創出による町全体への経済波及効果を狙っている。

舞台となる串本町は太平洋に突き出すように位置し、海と太陽に愛される風光明媚な歴史ある街だ。ラムサール条約に登録された海や歴史的資源、柑橘類や⽔産物など地域資源が豊かである。また海岸は奇岩・怪岩といった雄⼤な景観を誇り、海はダイビング・スノーケリングスポットとして国内外の⼈々を惹きつけているという。その景観を活かした観光業は、古くから串本町の主要産業となっている。町内には⼤きな網元の屋敷や蔵、煉⽡造りの建物などが残存し、⽯垣や⽯塀が建ち並ぶ道からは⼤正・昭和の歴史を⾊濃く感じられる。

そんな串本町にて「まち全体がホテル」となり、泊まって過ごすこと自体が目的となるハイドネーションな旅ができるよう、“暮らすように泊まる”をコンセプトとした『NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道』が開業した。施設は「串本」駅から徒歩約10分ほどでアクセスできる。建物は築150年の古民家で、2棟3室・計22名が宿泊可能だ。街中に宿泊棟が点在する形式の“分散型ホテル”として、受付後はゲスト自身で部屋まで歩いていくスタイルとなる。

1棟目「稲村亭 ~とうそんてい~」は、客室1室とレストランを併設している。客室は150年の歴史と150平方メートルの広さを独占できる贅沢な宿だ。古き良き日本の歴史を感じながら、カジュアルブティックな和洋折衷なインテリアがベースとなっている。日本家屋の構造と趣を感じる造りで、広々とした風情ある庭や、露天風呂と内風呂の2種のお風呂専用ルームを完備した離れの空間、カスタムできる多目的ルームも併設している。

レストラン「紀州原始焼 みなも-minamo-」では、地産地食をテーマに串本らしいイノベーティブなイタリアンを提供する。日本屈指の漁場で揚がる魚介類や、熊野の山々に育まれた食材の数々を使用する。炉端で紀州備長炭を使用し鮮魚を焼き上げる原始焼きを中心に、サイフォンでカツオ出汁をとるなど紀南の恵みを食と酒のマリアージュで、ここでしか味わえない特別な体験を提供するという。

2棟目「園部邸 ~そのべてい~」は客室2室に加え、レセプションとカフェスペースを併設している。201客室は、伝統的な古民家にジャグジー風呂を設置している。和の空間で味わう優雅なバスタイムでゆっくりと過ごしたり、夜はライトアップがあり幻想的な雰囲気も愉しめる。また広縁にゆったりと寛げるスペースがあり、庭側の大きな窓を全開にして庭を見ながらゆっくりとした一時を過ごせる。202客室には、薪ストーブと五右衛門風呂を設置した。昔ながらの風情を残しながら現代人が快適に過ごせるよう、清潔で洗練された構造となっている。通り土間と天井までの吹き抜けが開放感たっぷりな空間、そして五右衛門風呂が設置されているため、古き良き日本の文化を体験しながら宿泊できる。

併設する古民家カフェ「こより-coyori-」は、“Wi-Fi/全席コンセント完備という串本初?!なコミュニティ・コワーキングスペース”をコンセプトに、寄り道がてら気軽に利用できるようなコミュニティカフェとして、当面はティータイム営業をしていくという。

同施設の開業を発表した際、同社は「単なる高級な古民家ホテルではなく、地域が持つ本物の歴史・文化・食・アクティビティなどを、街に溶け込むように感じる特別な体験をNIPPONIA(ニッポニア)と定義し、地域や建物の「歴史文化」や暮らしの魅力の基本として差別化しています。物件単体ではなく、地域を街として面的に捉えて一体的に開発する予定です」と述べていた。このプロジェクトは2020年までに、同区内にある古民家を改修し10棟15室を新たに開業予定だ。

和歌山県の2018年の観光入込客層数は約3,461万9,000人で、過去2番目に多かった。同年の夏季(7月1日~8月31日)の串本町の観光客入込総数は約39万となり、2011年に比べて約17万人増えている。ダイビング・スノーケリングスポットがあることから、2019年の夏も串本町の自然を楽しみに多くの観光客が訪れそうだ。

築150年という歴史を持つ古民家を保存・再生し、洗練されたインテリアや設備を取り入れ心地よい滞在ができる『NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道』。串本町観光の拠点となり、地域の発展に寄与していくことを期待したい。

■「NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道」公式サイトはこちら

【参照記事】
・” 何もしない贅沢 ” を。日本の歴史を感じ、暮らすように泊まる旅「NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道」古民家リノベーションホテルがオープン!
・「NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道」(2019年2月開業予定)にて2018年9月16日(日) 開業に先がけたトルコ大使訪問・内覧会を開催
・本州最南端の町でハイドネーション*な旅を提供する、⼀本の⼤⽊から作られた築140年の古⺠家コンセプトホテル2019年7⽉1⽇(⽉)グランドオープン!!
【参照サイト】
・平成30年 和歌山県観光客動態調査【速報値】
・平成30年 主要観光地における 夏季の観光客入込状況について

(HOTELIER 編集部)

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