“瀬戸内ローカルへの分岐路”がコンセプトの「KIRO 広島 -THE SHARE HOTELS-」が2019年9月開業

“瀬戸内ローカルへの分岐路”がコンセプトの「KIRO 広島 -THE SHARE HOTELS-」が2019年9月開業

株式会社リビタが手掛ける『THE SHARE HOTELS(ザ シェア ホテルズ)』が、7号店となる「KIRO 広島 -THE SHARE HOTELS-(キロ ヒロシマ ザ シェア ホテルズ、以下:KIRO 広島)」を2019年9月13日に開業することが分かった。7月9日より、同ホテルの宿泊予約の受付を開始している。

同社は「くらし、生活をリノベーションする」をコンセプトに、既存建物の改修・再生を手がける会社として2005年に設立した。現在、一棟まるごとリノベーション分譲事業の企画・供給実績は48棟1,500戸、『シェアプレイス』シリーズをはじめとするシェア型賃貸住宅は、2019年3月末時点で都内近郊にて19棟1,229室を運営中だ。

同社は創業以来、さまざまな遊休不動産の活用を手掛けてきた。既存ストックを再生するためには、建物(ハード)の魅力向上だけでなく、そこにしかない価値を持続的に生み出すための仕掛け(ソフト)の構築が必要不可欠と考えてきたという。また、観光の視点で日本の地域のこれからを捉えると、地域特有のコンテンツや体験機会が求められている。その一方で、地方の中心市街地には活用されていない遊休化した不動産が点在し、人通りの寂しくなってしまったエリアも珍しくはない。

そこで同社は、これまで培ってきたリノベーションのノウハウや、さまざまなコミュニティづくりの経験を活かし、2016年3月にホテル事業を開始し、地域の人と旅行者がつながる場と宿泊機能を併せ持つリノベーションホテル『THE SHARE HOTELS』を立ち上げた。同ブランドは「その場所にしかない新しい出会いと体験に溢れたホテル」だ。

2016年に第一号店「HATCHi(ハッチ) 金沢」を開業し、2017年に「LYURO(リュウロ) 東京清澄」「HakoBA(ハコバ) 函館」「KUMU(クム) 金沢」、2018年に「RAKURO(ラクロ) 京都」、2019年に「TSUGU(ツグ) 京都三条」を開業した。広島県への出店は今回が初めてだ。

新たに開業する「KIRO 広島」は、広島電鉄本線・白島線「八丁堀」停留場より徒歩6分に位置する。建物は地上6階・地下1階建てで、広島市の中心市街地にある築29年の複合ビルの一部をコンバージョンした。同ホテルが出店する八丁堀エリアは、広島パルコなどが立ち並ぶ広島市最大の繁華街だ。人気観光地の平和記念公園や原爆ドームが徒歩圏内であり、交通のハブとなるバスセンターへも約1キロメートルと、観光アクセスの良好な立地である。「瀬戸内ローカルへの分岐路」をコンセプトに、観光都市・広島市からさらにディープな瀬戸内ローカルへ歩を進めたくなるようなきっかけを提供する。

客室は全49室・定員165名で、ファミリーや友人同士での利用に最適な3名部屋や4名部屋を中心に用意した。東広島の街中などで見られる石州瓦をイメージした赤茶色や、瀬戸内特産のオリーブ色をキーカラーにデザインしている。

館内には、既存建物に残っていた屋内プールを改修したバーラウンジを設けた。屋内プールの縁部分やタイル、大きな窓ガラスを大胆に残し、独特ながら明るく開放的な空間へと改修している。広島を拠点に、全国で植栽のプロデュースを手掛ける株式会社叢(くさむら)がセレクトした個性的な植物を眺めながら、岡山を拠点にこだわりの食材を使い話題の飲食店を展開する、株式会社キノシタショウテンがプロデュースする朝食やお酒を楽しむことができる。さらに、家具や備品も瀬戸内の魅力が詰まったものを取り揃え、新しい瀬戸内の魅力に出会うことのできる場を目指していくという。

このほか、シェアキッチンやミーティングスペースなど、地域住民と観光客が交流できる街に開かれたシェアスペースを用意している。シェアスペースでは、地域プレーヤーによる食やアートにまつわるイベントなどを開催し、瀬戸内の魅力を発信していくという。国内外から人気の観光地・広島を拠点に、飛行機や新幹線に頼らないローカルエリアへ旅を分岐させていく考えだ。

同社は「これからも既存建物を再生したホテルを舞台に、地域に根差した体験・コンテンツ・人との関わりを提供し、地域内外の繋がりが構築され、地域の魅力が持続的に拡散していく場をつくりたいと考えています」と述べている。

広島県の2018年の延べ宿泊者数は990万人泊(前年比27万人泊増)で、このうち外国人延べ宿泊者数は124万人泊(前年比31万人泊増)だった。広島県の調べによると、外国人観光客が広島県を旅行先として決定した理由では「広島の文化や歴史に興味があったから」「世界遺産を訪問したかったから」が多く見られた。広島市最大の繁華街に位置し、原爆ドームへも徒歩でアクセスできるなど立地の良い「KIRO 広島」は、こうしたニーズのゲストを取り込むこともできそうだ。ローカルな情報も提供するといい、より広島を満喫してもらえるだろう。

『THE SHARE HOTELS』は、2020年春に8号店を東京都墨田区で開業予定だ。今後も全国の地方都市への出店を計画しているといい、出店候補地情報を積極的に募集していくという。既存建物を改修・再生し新しい価値を生み出す同社が、今後も地域と人をつなぐユニークな宿泊施設を開業していくことを期待したい。

■『THE SHARE HOTELS』公式サイトはこちら
■『KIRO 広島 -THE SHARE HOTELS-』公式サイトはこちら

【参照記事】
。中国・四国エリア初のTHE SHARE HOTELS 今秋オープン「KIRO 広島 -THE SHARE HOTELS-」2019年7月9日(火)予約開始
・THE SHARE HOTELS 2019年度は3店舗を開業予定。今後も全国地方都市へ出店を計画
【参照サイト】
・宿泊旅行統計調査(平成30年・年間値(確定値))
・宿泊旅行統計調査(平成29年・年間値(確定値))
・平成30年 広島県 観光地点パラメータ調査等業務(外国人調査)(1月~12月)

(HOTELIER 編集部)

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