せとうち観光活性化ファンド、2020年夏開業予定の「ホテルビスタ松山(仮称)」の開発を支援

せとうち観光活性化ファンド、2020年夏開業予定の「ホテルビスタ松山(仮称)」の開発を支援

2019年3月20日、せとうちDMOを構成する株式会社瀬戸内ブランドコーポレーションが、2020年夏に愛媛県松山市へ開業予定の「ホテルビスタ松山(仮称)」の開発において、「せとうち観光活性化ファンド」による支援を決定したと発表した。

せとうちDMOは、官民が参画する一般社団法人せとうち観光推進機構と、金融機関・域内外の民間企業が参画する株式会社瀬戸内ブランドコーポレーションで構成されている。観光需要の創出と商品やサービスの供給体制の強化を行いながら、多様な関係者とともに持続可能な観光地域づくりを推進している。

また「せとうち観光活性化ファンド」は、瀬戸内地域7県(兵庫県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県)の地方銀行および株式会社日本政策投資銀行と、株式会社海外需要開発支援機構の出資により組成されている。瀬戸内ブランドコーポレーションは「せとうち観光活性化ファンド」を活用した資金調達や事業者支援の決定・実行を行い、同ファンドの管理運用は株式会社せとうち観光パートナーズが行っている。

せとうちDMOはこのたびの支援決定について、「ワンランク上のビジネスホテルを志向し地域性を織り込んだ『ホテルビスタ』が、国内・国外問わず旅行者が訪れている松山市に開業することで、ビジネスだけでなく観光のお客様の満足度向上に貢献し、同市や瀬戸内エリアの滞在日数と再訪意向の増加へつながる」と考えたという。

「ホテルビスタ松山(仮称)」は、『ホテルビスタ』ブランドとして初の四国進出となる。運営を担う株式会社ビスタホテルマネジメントは、以下のように述べている。「“+Relaxation”をキーワードにお客様の満足を追求する『ホテルビスタ』は、新たに開業する愛媛・松山でも客室主体型ホテルの概念にとらわれないスタイリッシュなデザインと施設内容、そして、お客様本位のサービスを追求し、“ワンランク上の客室主体型ホテル”を作り上げて参ります」

ホテルは松山市の中心に位置し、伊予鉄道「大街道」電停から徒歩1分でアクセスできる。周辺にある道後温泉や松山城、重要文化財の萬翠荘など、歴史的価値の高い観光名所にアクセスしやすい好立地だ。さらに、松山空港を結ぶリムジンバス乗り場がホテルの目の前にあり利便性も高い。計画地の大街道周辺には飲食店も多く集まり、四国最大ともいえる歓楽街がある。古くから地元で愛される老舗や、瀬戸内海の新鮮な食材を楽しめるお店まで、まさに四国・松山を満喫できる立地だ。

建物は地上12階建てで客室は140室設け、カフェが併設する。『ホテルビスタ』の代名詞とも言えるバスルーム・トイレ・洗面台をそれぞれ別に設置した、“3点独立型水廻り”を全客室に導入する。内装・インテリアデザインには文学と伝統の街である“松山らしさ”や、愛媛の伝統工芸を採り入れる計画だ。最上階には、松山城や萬翠荘を望む特別室の設置を予定しているという。

これまでせとうちDMOは、旅行者の受け皿となる宿泊施設やサービスの充実に向け、事業者への支援や協力を行ってきた。2017年5月には、2018年8月に開業した「ホテルビスタ広島」の開発事業に協力し瀬戸内の観光情報の提供を行った。「ホテルビスタ松山(仮称)」においても同様に情報提供を行うことで、観光産業の活性化と周遊を促すことができると期待している。

また、瀬戸内7県の訪日外国人延べ宿泊者数を2020年に600万人泊とする目標を掲げており、空き家を活用した宿泊施設の開発を本格化させ、外国人観光客誘致を目指している。瀬戸内ブランドコーポレーションの水上圭社長は「2021年までの5年間で100棟の歴史的建築物を活用した宿泊・商業施設の開発を目指す」と述べている。宿泊施設はこのたび発表された「ホテルビスタ松山(仮称)」のほか、2022年度中に中国・四国地方初のヒルトンが開業予定だ。

2019年1月には、日本版DMOとして初めて環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシップ」を締結した。せとうちDMOは日本で初めて国立公園に指定された瀬戸内海を「Japan’s Inland Sea SETOUCHI~日本の内海 瀬戸内~」と発表し、瀬戸内各地の歴史や自然の魅力を世界に向けて発信してきた。こうした取り組みの結果、アメリカの「The New York Times」が選ぶ「2019年に行くべき52カ所」において、日本で唯一7位にランクインした。さらに「ナショナル・ジオグラフィック・トラベラー誌英国版」など複数の海外メディアにて、2019年に行くべき旅行先として瀬戸内が選ばれるなど、世界中で認知され始めているようだ。

2018年1月~11月の瀬戸内7件の外国人延べ宿泊者数は約3,540万人で、前年同時期に比べ約388万人増えている。外国人観光客のさらなる誘致に向け、今後も積極的な情報発信や宿泊施設の開発に取り組んでいくことを期待したい。

【参照記事】
四国初進出の「ホテルビスタ」へ観光ファンドによる支援を決定~せとうちDMO 瀬戸内地域の宿泊施設の充実に向けて~
【参照サイト】
・「ホテルビスタ」が四国・松山に初進出 松山市の中心“大街道”に2020年夏、開業(予定)
・せとうちDMO NEWS_vol.033を掲載しました。
・せとうちDMO NEWS_vol.021を掲載しました。

(HOTELIER 編集部)

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