名鉄がインターコンチネンタルと提携、2021年に「ホテルインディゴ 犬山 有楽苑」を開業。

名古屋鉄道株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:安藤隆司、以下:名鉄)は6月4日、同社の主力ホテル『名鉄犬山ホテル』を建て替え、インターコンチネンタル ホテルズグループ(本社:イギリス、以下:IHG)と提携して2021年度下期に『ホテルインディゴ 犬山 有楽苑』として再開業すると発表した。

インディゴブランドのホテルは中部圏初進出である。名鉄が建物を所有し、IHGの日本法人であるIHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社(本社:東京都港区、CEO:ハンス・ハイリガーズ)が運営を行う。このたびの計画に伴い、『名鉄犬山ホテル』の営業は2019年8月末に終了する。

2004年に設立した『ホテルインディゴ』は、世界初のグローバルブランドのブティックホテルだ。各ホテルが地元の文化・歴史・地域性を反映させ、独自の設計や内装を特色としている。犬山市にある『名鉄犬山ホテル』は、国宝の茶室「如庵」が敷地内にあり、同じく国宝である犬山城が徒歩圏内にある。1965年の創業以来、国内外から多くの宿泊客が訪れた。

このたびの再開業にあたり、『ホテルインディゴ』のブランド力とノウハウを活用し、唯一無二の顧客体験を提供すると同時に、インバウンド需要を積極的に取り込みたい考えだ。これまでの『名鉄犬山ホテル』の成功を糧に、IHGのグローバルな評価とシステムを最大限に活用することで、犬山の新たなフラッグシップを目指していくという。新ホテルは街の雰囲気に溶け込むデザインで、地元の職人が手掛けた工芸品や家具を取り入れる。今後、新ホテルの詳細についてIHGと協議し検討していくという。

名鉄は同ホテルのある犬山地区にて、明治村・日本モンキーパーク・リトルワールドなどユニークなテーマパークを運営しており、同地区の観光振興を進めてきた。2007年からは、地元と共同で「犬山キャンペーン」を実施し、犬山の魅力発信に取り組んでいる。同地区へは名鉄の特急を利用すると、中部国際空港から55分、名古屋市内から25分でアクセスできる。このたびの再開発を機に、さらなる観光中核都市としてのポテンシャル向上に貢献したい考えだ。

4日に行われた記者会見で、名鉄の安藤隆司社長は「ホテルブランドを替えることで、さらに多くの方々に文化・歴史を体感してもらえる」と述べた。また、IHG日本法人のハンス・ハイリガーズCEOは、ホテルインディゴが今後日本で成長していくブランドであると説明し、中部圏の市場については「今後も成長すると楽観的に見ている」と述べた。

■「ホテルインディゴ 犬山 有楽苑」概要
所在地:愛知県犬山市犬山北古券107-1
客室数:150室
付帯施設:レストラン、ラウンジ、宴会場、スパ、フィットネス他
開業日:2021年度下期(予定)

【参照記事】
名鉄、犬山ホテルを建て替え 訪日需要へ積極投資 21年度「インディゴ」に
【参照サイト】
名鉄犬山ホテルを再開発、中部圏初「ホテルインディゴ」開業~インターコンチネンタル ホテルズグループと提携~
【コーポレートサイト】
・名古屋鉄道株式会社
・インターコンチネンタル ホテルズグループ
・IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社
【サービスサイト】
・名鉄犬山ホテル
・ホテルインディゴ
・博物館 明治村
・日本モンキーパーク
・野外民族博物館 リトルワールド
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(HOTELIER 編集部)


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