「大阪のディープさが圧倒的な魅力」星野リゾート、22年春、新今宮駅に観光客向け都市型ホテル開業

株式会社星野リゾート(本社:長野県北佐久郡、代表取締役社長:星野 佳路氏)が、大阪市新今宮駅前に観光客向けの都市型ホテルを2022年春開業することが明らかになった。

同社は子会社を通じて、府警仮庁舎などに利用されてきた約1万4,000平方メートルの遊休地を大阪市から約18億円で取得。通天閣や繁華街の新世界、あべのハルカスにも近い立地で大阪へ初進出する。新今宮駅の南側は日雇い労働者の集まる「あいりん地区」だが、星野氏は「ディープさは圧倒的な魅力。課題を抱えたエリアにこそ再開発の使命がある」「観光の視点からは非常に潜在能力の高いエリア。大阪のど真ん中と感じられるホテルにしたい」と語り、「ビジネス客は忘れて観光客のことだけを考える」という方針を明らかにしているという。

建物は20階建て、608室を予定する客室はすべて30平方メートル以上となる。JRの駅のホームから一望できる立地を活用し、低層階の屋上に四季の変化を感じられる広い緑地「みやぐりん(仮称)」を設ける予定。また新ホテルは、「星のや」と「界」、「リゾナーレ」に次いで4つ目のブランドになる予定だ。

星野リゾートは、これまで地方のリゾート地を中心に高級旅館などを展開してきたが、都市型ホテルへの参入に乗り出している。北海道、旭川グランドホテルの運営を今年4月に始めたり、今回、駅に隣接する都市型のホテルを大阪に自ら新設することで、観光需要への訴求力を高める指針だ。

近年、大阪では、訪日外国人の需要成長を受け新ホテルの進出が相次いでおり、不動産サービス大手のCBRE(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:坂口 英治​氏)は、20年までに大阪市で1万3,000室のホテルの追加供給があると予測する。民泊も広がりを見せるなか、競争は激化する一方だ。

【参照】
星野リゾート、大阪の都市型ホテルを発表 22年開業
通天閣近くに観光ホテル 「ディープな大阪、魅力的」 再開発へ自信

(HOTELIER編集部)


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