Reluxトラベルラボ「2019年夏休み旅行動向調査」を発表、近場で滞在を楽しめる“ステイケーション”向きの宿がランクイン

ホテル・旅館の宿泊予約サービス『Relux(リラックス)』を運営する株式会社Loco Partnersは2019年7月9日、カスタマーの旅行動向や人気の宿泊施設の傾向を調査する機関「Reluxトラベルラボ」より、「2019年夏休み旅行動向調査」を発表した。

『Relux』では、満足度の高い全国の温泉旅館やリゾートホテル、ビジネスホテルから、民泊施設や町家、古民家などを扱うVacation Homeまで、贅沢からカジュアルまでさまざまなカスタマーのニーズに応える新たな宿泊体験を提供してきた。

7月・8月は年間でも旅行者が特に増加するシーズンである。このたびの調査は、2019年7月13日から2019年8月31日までの宿泊期間を対象に、同サービスの国内・インバウンドカスタマーの予約数や予約金額を集計したものだ。

はじめに「2019年夏休み 人気エリアランキング」の結果を見ていく。同ランキングは宿泊期間の予約件数をもとにしており、同サービスが紹介する47都道府県から上位5都道府県を選出した。

1位:東京都
2位:静岡県
3位:沖縄県
4位:神奈川県
5位:北海道

このランキングでは、東京都や神奈川県など定番の観光地に加え、スケジュールに余裕がある長期休暇に人気の北海道や沖縄県が上位にランクインした。1位の東京都は、人気の観光スポットが集中していることや、夏限定の多くのイベントが開催されていることで人気となっている。2位の静岡県は都心からアクセスがよく、熱海や伊豆など国内でもトップに入る人気の温泉地が集まっているほか、海水浴やマリンスポーツを満喫できるエリアとして人気を集めている。

「2019年夏休み 人気宿タイプランキング」は、宿泊期間の2名以上の予約件数をもとにしている。結果は次のとおりだ。

1位:旅館
2位:リゾートホテル
3位:シティホテル
4位:ビジネスホテル
5位:コンセプトホテル

人気の宿タイプは、温かいおもてなしや温泉などを満喫できる「旅館」がトップとなった。またフィットネスジムやスパ、ワンランク上の専用ラウンジなどの施設が充実し、ホテル内での滞在を満喫できる「シティホテル」が上位にランクインした。

「2019年夏休み 人気上昇宿タイプランキング」は、宿泊期間の2名以上の予約件数をもとに前年同時期比で算出し、上位5タイプを選出した。

1位:ビジネスホテル
2位:リゾートホテル
3位:コンセプトホテル
4位:貸別荘
5位:ペンション

このランキングでは、ユニークなデザインやテーマの空間が際立つ「コンセプトホテル」がランクインした。近年、長距離旅行の“バケーション”ではなく、近場で特別な滞在を楽しむ“ステイケーション”が旅の新たなスタイルとして注目されており、泊まること自体が旅の目的となる「シティホテル」や「コンセプトホテル」のような体験型ホテルも人気を集めていると同社は述べている。

「2019年夏休み エリア別宿泊予算」は、宿泊期間の2名以上の予約金額をもとにしている。結果は次のとおりだ。

日本:69,785円
中国:90,426円
韓国:75,933円
台湾・香港:75,048円
英語圏:112,281円
インバウンド:79,681円(中国・韓国・台湾・香港・英語圏の予約金額の合計をもとにした宿泊予算)

エリア別の宿泊予算は英語圏が最も高かった。また、日本旅行者とインバウンド旅行者の宿泊予算を比較すると、インバウンド旅行者の方が9,896円高い結果となった。近年インバウンド旅行者のリピーターが増えており、観光庁の調査でも訪日回数が多いリピーターほど旅行消費額が高い傾向にあると発表されている。

「2019年夏休み ひとり旅 人気宿タイプランキング」は、宿泊期間の1名の予約件数をもとにしている。交通など利便性や機能性に優れ、1人でも気軽に利用できる「ビジネスホテル」が1位となった。

1位:ビジネスホテル
2位:シティホテル
3位:コンセプトホテル
4位:ホステル
5位:リゾートホテル

最後に、「2019年夏休み ひとり旅 人気上昇宿タイプランキング」の結果を見ていく。宿泊期間の1名の予約件数をもとに前年同期比で算出し、同サービスが紹介する宿タイプから上位5タイプを選出した。

1位:ホステル
2位:ビジネスホテル
3位:コンセプトホテル
4位:貸別荘
5位:オーベルジュ・町家

このランキングでは「ホステル」がトップとなった。ホテルより価格がリーズナブルなことに加え、おしゃれで個性的なカフェやバーなどが併設され、他の宿泊者と交流ができることで人気を集めている。インバウンド旅行者や個人旅行の増加に伴い「ホステル」も増加しており、今後も人気を集めることが予測されるという。

旅の新たなスタイルとして注目されている“ステイケーション”について、エクスペディア・ジャパンは「遠出をするのではなく自宅近郊の宿泊施設に滞在(ステイ)して、気軽に楽しむバケーションのこと」と説明している。同社が行った調査によると、「“ステイケーション”はどんな時にしたいか」という質問に対し、最も多かった回答は「手軽に非日常を味わいたい」だった。「“ステイケーション”をしたい(した)期間はどのくらいですか?」という質問には、9割以上の人が3泊以下の滞在を楽しみたいことが分かった。

このたびの調査結果では、ホテル滞在を満喫できる「シティホテル」、ユニークな体験ができる「コンセプトホテル」、併設する施設やゲストとの交流を楽しめる「ホステル」などが上位にランクインしている。こうした宿タイプはまさに“ステイケーション”にピッタリな施設だ。近年、趣向を凝らしたさまざまな宿泊施設が開業し、旅行者の選択肢が増えている。「2~3泊でいつもと違う体験をしたい」というニーズは、今後注目していく必要がありそうだ。

【参照記事】
Reluxトラベルラボ、「2019年夏休み旅行動向調査」を発表!新たな旅のスタイル“ステイケーション”が増加!?体験型ホテルも人気上昇!
【参照サイト】
まだゴールデンウィーク旅行を計画していない人にもオススメ! 新しい旅行の形「ステイケーション」に関する調査発表 ステイケーションをしたい理由1位は「手軽に非日常を味わいたい」

(HOTELIER 編集部)


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