台湾人400人にアンケートを実施、日本の“清潔感と治安の良さ”が魅力で5回以上訪日は3割を占める

台湾人400人にアンケートを実施、日本の“清潔感と治安の良さ”が魅力で5回以上訪日は3割を占める

総合マーケティング支援を行う株式会社ネオマーケティングが、台湾の調査会社・創市際市場研究顧問股份有限公司と業務提携し、男女400人の台湾人訪日経験者を対象に『台湾人の訪日観光に関する調査』を実施し、その結果を発表した。

2020年には東京オリンピック・パラリンピックの開催が控え、訪日外国人は年々増加傾向にある。訪日人数の多い国は中国・韓国・台湾がトップ3だ。その中で、総人口に対して訪日人数が多いとされている台湾に着目し、何の目的で、何に満足して、訪日観光をしているか調査した。

調査対象となったのは台湾の20歳~59歳の男女、調査期間は2019年1月30日~2月1日の3日間。調査の結果、台湾人にとって“清潔感と治安の良さ”は、日本観光の大きな魅力であることが分かった。また、訪日経験が5回以上ある人は3割を占め、日本の“地方”を楽しんでいることなども分かった。

『訪日観光の回数』を聞いたところ、全体では「5回以上」が31.5%と最も高く、次いで「2回」が21.8%となった。「5回以上」と回答したのは30代が最も多く、繰り返し来日して観光を楽しんでいることがうかがえる。

『旅行のタイプとその旅行タイプの回数』については「添乗員ありパッケージ」が75.5%と最も高く、次いで「個人旅行」が61.3%、「添乗員なしパッケージ」が34.3%となった。また「個人旅行」で訪れる人のうち、16.7%が「5回以上」このタイプで訪日している。訪日回数が「1回」の人で最も高かったタイプは「クルーズ旅行」で90.7%だった。

『訪日観光の目的』のうち、“最も大きな目的”では「風景・景色の観光」が59.0%と最も高かった。観光の“目的”でも「風景・景色の観光」が91.8%と最も高く、次いで「飲食をする」が75.8%、「ショッピング」が64.5%、「遊園地等のレジャー施設の利用」が47.3%だった。

『訪日観光の満足度』では「清潔感」が65.3%と最も高かった。次いで「風景や景色」が62.3%、「グルメ」が57.8%、「治安」が57.5%となった。「清潔感」と「治安」については大きな満足度を獲得し、海外からの日本観光の大きな魅力であると同時に、訪日観光の伸びを支える大きな要因と言える。一方、これらに比べ「歌舞伎や相撲などの日本独自文化」「イベント・祭り」「寺社仏閣」などの“満足”の割合は低かった。

『日本の好意度』は「とても好き」が36.0%、「好き」が50.0%、「やや好き」が11.5%だった。また『推奨度』は、10点満点中で8点以上をつけた人の合計が77.6%だった。

『日本について魅力を感じる点』のうち、“最も魅力に感じる点”では「風景や景色」が31.3%、「グルメ」が23.5%と高かった。“魅力に感じる点”では「風景や景色」「グルメ」がそれぞれ75.0%で最も高く、次いで「清潔感」が62.5%、「交通の便が良い」が54.8%だった。訪日回数の多い人は、回数が少ない人に比べ「交通の便が良い点」「治安」「旅館などの宿泊施設」「先進的な都市」「イベント・祭り」を魅力に感じているようだ。

『訪問した観光地』の上位は「関東」が64.3%、「近畿」が62.0%、「北海道」が42.8%、最も低いのは「四国」で6.3%だった。『訪問回数別の訪問経験地』について「5回以上」の訪問者の状況をみると、「九州」54.0%、「沖縄」50.8%、「中部」46.8%と訪問率が5割前後だった。また「中国」は24.6%、「四国」は15.1%と低めであるものの、「東北」は38.9%と訪問率が比較的高く、地方へも訪れていることが分かる。

『訪問先の具体的な都道府県』では「東京都」が最も高い60.3%、次いで「大阪府」が57.0%、「京都府」が49.0%、「北海道」が42.8%、「沖縄県」が34.5%だった。大都市のある都道府県が中心で、これらの5つの訪問先は宿泊率も高かった。また、“観光(宿泊なし)”という回答をみると「兵庫県」「奈良県」「和歌山県」「島根県」「大分県」が6割を超えている。

2018年の訪日外国人は過去最高の3,119万人だった。このうち台湾からの訪日客は475万7,300人で、過去最高を記録している。同年の訪日外国人旅行消費額は4兆5,064億円で、国籍・地域別では台湾が3位となり5,839億円の消費額だった。台湾からの訪日客の消費額について費目別にみると、最も多いのは「買い物代」で2,105億円、次いで「宿泊費」が1,610億円、「飲食費」が1,274億円だった。今回の調査でも、買い物や飲食は訪日観光の目的の上位にある。また、外国人延べ宿泊者数の2018年年間値(速報値)は8,859万人泊となり、調査開始以来の最高値だった。国籍(出身地)別では台湾が2位となり、1,147万人泊だった。

台湾からの訪日客は人数・消費額・宿泊のどれも上位であり、外国人旅行者の増加や観光立国を目指す日本にとって大きな影響を与える存在だ。今回の調査を細かくみると、『訪日観光の満足度』と『日本について魅力を感じる点』どちらにも共通する点として「歌舞伎や相撲などの日本独自文化」の低さがあり、この点のアピールを強化する必要がありそうだ。5回以上来日している人が3割を占めリピーターが多いことからも、“清潔感や治安の良さ”を維持しつつ、新たな魅力や体験を提供していくことで今後も観光客を増やせるだろう。

【参照記事】
台湾人 訪日経験者 400 人に聞いた「台湾人の訪日観光に関する調査」
【参照サイト】
・訪日外客数(2018年12月および年間推計値)
・【訪日外国人消費動向調査】2018年全国調査結果(速報)

(HOTELIER 編集部)

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