京都のインバウンドマーケット事情を知る② 〜Booking.com主催メディアツアー〜




京都のインバウンドマーケット事情を知る② 〜Booking.com主催メディアツアー〜

前回は、京都のインバウンドマーケット事情の第一話をお届けした。今回はその続きを紹介する。

ブッキング・ドットコムの客室単価

ブッキング・ドットコムの国籍別平均単価を見ていく。以下の表は、日本を0%(1万円)と考えて前後の増減となる。アメリカやシンガポール、中国などは1万2,000円〜1万4,000円(1人泊)、韓国人は約8,000円(1人泊)の平均となっている。世界的チェーンホテルやゲストハウス、ホステルなど様々な宿泊施設が京都には溢れる今、ホテル形態によっても国ごとの特色が分かれている実態がうかがえる。

(出典)ブッキング・ドットコムのデータ「国籍別平均単価」

次にホテルのリードタイムを見ていくと、全体的に2ヶ月以上前に予約する割合が多く、それより前に予約する人も比較的多くなっている。またキャンセル料のかからない施設もあるためか、前日や当日などに予約をする人も多くなっている。リードタイムは二極化しており、国籍別でもそのお国柄の特色が出ている。

(出典)ブッキング・ドットコムのデータ「リードタイム別割合」

下記の表は、オレンジが平均宿泊日数で、ブルーが予約のリードタイムを表したもの。日本人は、2泊以上する人は少なく1泊ごとにホテルを変えるか、長期旅行をあまりしない傾向にある。一方、スペインやフランスなどヨーロッパ圏の人は、3泊以上と1つのホテルに延泊してその土地をゆったり滞在する人が多い。リードタイムの観点から見ると、マレーシアや台湾人、タイ人のリードタイムは3〜4ヶ月と非常に長い。紅葉や桜の時期など繁忙期は、ホテルの予約開始と同時に予約が台湾人などで埋まるホステルもあるという。

(出典)ブッキング・ドットコムのデータ「国籍別リードタイム」

京都市内の宿泊タイプとトレンド

国内外の観光客にとって京都という地は、古き良き日本の伝統を感じられ、その街並みが多く残り、京の食文化や遊びなど体験を交えた観光地として人気だ。ブッキング・ドットコムでは、その京の街の宿泊施設を強化し、2015年末から2017年現在で約650軒の施設数、5,000室の部屋数を増加させた。

その宿泊施設タイプは多岐に及んでおり、京都ならではの町家を活かしたホテルやゲストハウス、ホステルといった安価でおしゃれな新しいタイプの宿泊施設の参画を強化した。

(出典)ブッキング・ドットコムのデータ「タイプ別参画施設数」

現在、京都の参画施設軒数の割合の約8割近くが、ゲストハウスや町家、アパートメントなどの小規模タイプの宿泊施設が占めているという。そういった宿泊施設を訪ねてみると、日本人よりは訪日外国人に人気があり、中では90%を超える施設もあるという。

LCC(ローコストキャリア)など格安航空券が人気の現在、宿泊施設も安く抑えリーズナブルな旅を楽しめるため、気軽に日本に訪れることができる。京都を拠点に大阪へ行ったり、東京へ行ったり国籍別の特色はあるが、京都のインバウンド市場はまだまだ伸び代が高い。今後も供給数と需要の多様化を見て、圧倒的な集客力で京都のインバウンドの活性化をはかるとのことだ。

<<1話に戻る
(HOTELIER編集部)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で