ホテル業界に新しい風!? 豪華さとホステルの手軽さが共存する「ポシュテル」とは

ホテル業界に新しい風!? 豪華さとホステルの手軽さが共存する「ポシュテル」とは

相部屋に2段ベッド、共用バスルーム、基本的なアメニティもないというイメージの「ホステル」に、新しいカテゴリーが誕生したという。豪華さとホステル、相反する要素を併せ持つという、「ポシュテル」だ。

ヨーロッパやアメリカで広がりを見せる「ポシュテル」は、そのほとんどが相部屋も個室もあるスタイルでデザイン性も高く、中にはペントハウス・スイートが用意されたものさえあるそう。アメニティも無料Wi-Fi、朝食、プール、レストラン、バー、ジム、屋上の展望スペースなど多岐に渡る。

最近では、「Freehand」という名のポシュテルがシカゴにオープンした。2012年にマイアミにオープンしている「Freehand」が姉妹ホステルだ。相部屋はシカゴの「Freehand」が一泊35ドル(約3,911円)、マイアミが30ドル(約3,352円)程度と同じ価格帯だが、個室はマイアミでは125ドル(約13,968円)程度、シカゴでは200ドル(約22,348円)にもなるという。

ポシュテルはデザイン性の高い内装、充実したアメニティなどを完備しつつ、最近の旅行トレンドを敏感に読み取り、地域の芸術家の作品を飾ったり、地域の特性を生かしたデザインを多く取り入れたりしている。これは、高価格帯のホテルが提供するサービスやアメニティを好みつつも、ホステルのようにより地域に溶け込んだ滞在がしたいと希望する旅行者にとって、待ちに待ったコンセプトだったのだ。

一見、予算に余裕のあるミレニアル世代(1980年前後~2005年前後生まれ)がポシュテルのターゲットかと思うが、実際はそうではない。ヨーロッパでホステルをチェーン展開する「Christopher Inns」では宿泊客の35〜40%が30歳以上というが、同じくヨーロッパで複数ポシュテルを展開する「Generator」によれば、30歳以上の宿泊客は全体のわずか15〜20%にとどまる。「Generator」の宿泊料金は相部屋が38ドル(約4,246円)、ダブルルームが56ドル(約6,257円)と前述の「Freehand」と大差はない。

ポシュテルでは、相部屋で所持品を管理するために使う鍵を始め、化粧品や衣類などの販売にも力を入れているという。宿泊費や飲食代だけに頼らないビジネスモデルとなっているからこそ、安価なホステルタイプの部屋と豪華な個室タイプ部屋を共存させることができるのだそうだ。

日本でも流行を見せている、地域密着ホステル。それらもいずれ「ポシュテル」と呼ぶようになる日が来るのだろうか。

【参照】
Poshtels are the hot new trend in the travel industry — here’s what they are
ぽ、ポッシュテル?!ホステル業界に新しいカテゴリーが登場したらしい

(HOTELIER編集部)

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